
個人的流行語大賞は、”素直さ”に決定!
この1年を振り返って、僕の中では、”素直さ”という言葉が個人的流行語でした。自分自身に素直であるということが、いかに大事なことであるか。そのことを痛感する一年でした。
これまでの自分は、どこかで気づいてはいるのに、そのことを素直に認めるということをしていませんでした。できていませんでした。強がったり、天邪鬼だったり、認めようとはしない。
頑なに自分の中にある何かを守っていました。守ろうとしていました。でも、それは本当にちっぽけなもので、取るに足らない自分自身のプライドでした。
でも、そういう自分は、ただただ自分の内に閉じこもっているだけで、自分自身をそのままの存在として認めるということができていませんでした。認めようとはしていなかったのです。
自分自身の感じていることを、どこか常に認めようとしていませんでした。自分の感じていることを、その感じていることそのものを受け入れるということができていませんでした。
ずっと緊張しているような感じで、自分自身に素直になるということができていなかったのだということを思い知りました。渦中にいるときには、まったくもってそんなことは思ってもいませんでした。
でも、これまでの自分自身のやってきたことを認めて、その過程でずっと感じていたのに、素直に認めることができていなかった自分の感情に光が当たったとき、すっと気持ちが楽になりました。
どうも僕は、いいものばかりを見ていて、自分の中にある自分で悪いと決めつけているものに蓋をして、見ないように、素直に認めたり、受け入れるということができていなかったのだということに気づきました。
自分自身に素直であること。いいも悪いも、すべてをひっくるめて自分であるということ。自分自身の存在を、そのままに見つめること。一番身近な存在であるはずの自分のことをぜんぜんわかっていない自分。
でも、そんな自分も含めて、素直に存在を見つめることができると、自分自身とつながることができたという実感があります。そういう自分とのつながりなくしては、他者ともつながっていくことはできない。
つらく苦しいと思うことに直面した時こそ踏ん張りどころなのだと思います。この方向だと、そこに向かう確かさがある以上は、とにかくやるしかない。そんな自分との出会いがあった2021年でした。