変な呼び方

今日は妻のことを書いてみようと思います。

僕の妻は、物の名前とかをちゃんと覚えないで平気なタイプです。歌詞とかも全然ちがってても平気で鼻歌でうたうタイプ。たまにいますでしょ?独自の呼び方を平気でする人。

今見ているドラマ「アンサングシンデレラ」も「アンサンブルシンデレラ」と言い間違えています。指摘しても、言いやすいからと気にしていないもよう。「BG」にいたっては「キムタク」と呼びます。そういえば「グランメゾン東京」も「キムタク」と呼んでいました。キムタクの出ているドラマは全部「キムタク」なのかしら?

そんな妻は僕のことも変なあだ名で呼びます。

以前、妻に腹周りが太ったことを指摘された際に「誰がぽっこりはんだ!」と返しました。ひょっこりはんがテレビに出まくっていたので。それ以来、飽きるまで「ぽっこりはん」と呼ばれました。

最近までは「オレクサ」と呼ばれました。この呼び名はけっこう長いこと飽きていなかったかな。

オレクサとはなんなのか説明しますね。

ベッドやリビングでゴロンと横になった妻は、一気にものぐさになります。「電気消して」「カーテンしめて」「ジュース持ってきて」など。ひどい時には、自分が少し上体を起こせば届く位置のケータイすら「ケータイとって」なのです。なので一度、自分のほうが近い位置にいるのに「リモコンとって」と言われたときに

「オレ、アレクサじゃないから」

と言ってみたら

「ねぇオレクサ、ケータイとって」

ですって。そう言われちゃあ「はい。ケータイですね」とアレクサ風に返事してケータイ取るしかないですよね。

そのやり取りが気に入ったようで。それからかなりの間「ねえオレクサ、○○とって」「ねえオレクサ、○○やって」と言われました。

いつからか「OK!オレクサ○○やって」と、『OKグーグル』のCMとちょっと混ざってしまったりしていましたが。

「オレクサ」はアレクサより便利で、妻の足裏マッサージなんかもできます。

ながらくのオレクサ時代が終焉を迎えたのは最近。

先日、久しぶりの仕事から帰ったときに、仕事でこんなことあったよ、と妻と会話していたときのことです。

その仕事で、リモートですが久しぶりにオジオズ篠宮くんと話して、その中で篠宮くんがステイホームしていて奥さんに怒られたエピソードをしてくれました。端的に言うと、ちゃんと働いてよーと叱られた恐妻家エピソードなんですけど、そんな中『何にもせず家にずっといて、ごはん食べてウンコするだけで。ただのウンコ製造機じゃん!』と奥さんに言われたエピソードトークで大爆笑をとっていました。

これを妻に話した時に、しまった、とは思ったのですが。

案の定僕のことを「ウンコ製造機」と呼び始めました。

ただ、グーグルのCMと混ざっちゃったオレクサの風味はちょい残しで

「OK!ウンコ製造機、○○とって」

になりました。

早く新しい呼び名に誘導しなくては。



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