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【成長マインドセット#2】「どうせ無理」をなくしたい(植松努さん)

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのnoteです。
0の付く日に公開すると言っておきながら、推敲が甘く11日になってしまいました。すみません。

この文章で伝えたいことは次の3つです。

〇 植松努さんとの出会い
〇 どうせ無理は悪魔の力
〇 だったらこうしてみたら?で乗り切る

植松努さんとの出会い

今回は植松努さんについて紹介します。
まず、私が植松さんを知ったのは、下のYouTubeでの動画です。
まずはこれを見てください。時間がない人は、10分からの話(「どうせ無理」について)だけでも見てください。
百聞は一見にしかず。

いかがでしたでしょうか。
私が特に共感したのは「どうせ無理ということの絶大なるパワー」です。

どうせ無理は悪魔の力

どうせ無理と言われた人は、自信をなくします。

そして、自信をなくした人は、
1 お金で自信を買う
2 自慢をする
3 人を見下す
4 自分の周囲に自分以下の人をつくる

これは、他の人の自信を奪うことで、自分の自尊心を保つことにつながっていきます。そうした悪循環に陥る第一歩が、どうせ無理という言葉です。

そんな大袈裟な、と思うかもしれませんが、このことについて、ハイム・G・ギノット氏の本から紹介します。


例えば、ひとつの鏡があるとしましょう。その鏡で見ると、実際よりも太って見える鏡です(よくテーマパークとかにありますね)。
でも、これは本当の自分ではないと分かります。なぜなら、鏡というのは他にもいっぱいあり、そっちが本物で、この太った鏡は嘘だということがわかります。
ただ、鏡というものが全てこの太った鏡だったらどうでしょうか。自分の顔を見るときは、基本的には鏡しかありません。
そうするとこの鏡が真実ではないと考える事は難しいのではないでしょうか。

この話がどのように通じるかというと、

例えば両親からお前はバカだと言われ続けた子供がいるとしましょう。
それは間違ってるのかもしれませんが、それを否定する材料はありませんし、根拠もありません。
バカだということが、世の中に知っている唯一の鏡だと思うと、自分がバカだと考えるのが自然でしょう。

それと同様にどうせ無理という言葉にも、それを否定する力はありませんし、どんどん自信を奪われることにつながってきます。

どうせ無理という言葉は、私自身は使わないですけれども、これまで接してきた子どもたちの中には、かなり使っている子どもがいました。

それは、生まれ備わったものではなく、誰かに「どうせ無理」と言われ続けてきた結果、本当にそうなってしまったんだなと感じています。

どうせ無理に対して「だったらこうしてみたら?」

植松さんは、どうせ無理ということについて「だったらこうしてみたら?」と投げかけることを推奨しています。
厳しい現状があったときに、どうせ無理と諦めるのではなく、「だったらこうしてみたら?」という言葉を合言葉にして、考えて・工夫して・試行錯誤して・粘り強く続けることが解決の糸口であり、より良い自分へと進む第一歩を歩む力となります。

その際には、必ず失敗します。
その失敗の時に、以下のように考えてしまうとそこで成長が止まってしまいます。

①知らないこと=恥ずかしいこと

知らないということを恥ずかしいと思うと、知ったかぶりする。あるいは、知らないものをくだらないと否定します。
そうすると、学ぶということではなく、何とか知らないということを取り繕って、無知を隠していきます。

②間違える=恥ずかしいこと

間違いを恥ずかしいと思うと、間違いを認めなくなります。
この2つの考えには、成長はありません。ただ、失敗を避けることに専心します。

知らないことをばかにしてはいけない。知ればいいだけ
間違えたことをばかにしてはいけない。リカバリーすればいいだけ

このように考えると、どんどん前向きに学習することができますね。

やったことがないことは試しにやってみると、必ず失敗する
失敗をデータとして改良し再挑戦すれば、必ず成功する

植松さんの言葉です。いい言葉ですね。

植松さんによる教育の捉え方

また、植松さんは、教育とは「死に至らない失敗を安全に経験させる方法」であるといっています。

このように失敗に対する捉え方は失敗はその人の能力の低さを示すものではなく伸びしろを見せるためのもの成長を促すきっかけとなるものであると言う捉え方が根底にあると考えています
このように失敗をどう捉えるかが成長につながるものかどうかを左右すると考えています。

「どうせ無理」を「だったらこうしてみたら?」という一連の流れを、世の中に伝えるということとして、youtubeの冒頭にあった「宇宙開発が夢ではなく手段である」ということにつながってきます。

宇宙開発は、頭のいい人・お金のある人・限られた人しかできない。と思われています。
だから、宇宙開発をしたいという子どもたちに、かなりの確率で「どうせ無理」という言葉を与えています。
そこで、植松さんは、学歴も高くなく、お金もない中で、ロケットを飛ばすということを実現しました。(詳しくはDVDがありますので、それを見てほしいです)

言うは易く行うは難し。
実際にやってみせるということは、勇気をもらえますね。

まとめ

成長マインドセットに関連して、植松さんの紹介でした。ざっとまとめます。

 何かをチャレンジするときに、周りの人から「どうせ無理」という言葉を必ず投げかけられます。これは、その子の自信を奪う行為であり、この行為によって周りの人は自尊心を保っています。この言葉は悪魔の力であり、自信を奪われた人は他の人の自信を「どうせ無理」という言葉で奪い、さらに・・・と悪循環へと陥ります。
 そこで、「どうせ無理」というのではなく、「だったらこうしてみたら?」という言葉を合言葉にして、諦めずに・工夫して・試行錯誤することが成長へとつながる行動です。植松さんは、どうせ無理と散々言われ続けた宇宙開発について、頭もお金も乏しい中で、自分の夢を実現しました。我々も後に続きましょう。

参考

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2021年3月から長泉町にある個別指導の学習塾「濱塾」を経営している高濱と申します。教育に関する情報を発信していきます。