【ダーウィンの進化論と眉毛】
『眉毛』
それは実に奥が深い存在。
なぜ人間には眉毛が存在するのか。
諸説あるが、最近の研究によると、汗やゴミから目を守る為よりも、
顔の表情を作り出すパーツとして眉毛が残ったのではないか、とか。
不思議なことに、人間の祖先であるチンパンジーやゴリラには眉毛がない。
人間は猿と違い、多様な感情を、表情でより一層伝達出来るのだ。
眉毛のおかげで。
つまりは『眉毛』は、
人間社会に必要なコミュニケーションツールであるため、
人間の進化の過程で適応し、生き残った。
なんとも興味深い。
(ここに毛あった方がいんじゃね?ってなった遺伝子よ、尊い。)
"眉毛ひとつで、顔の印象が変わる"
なんて美容雑誌で言われるけど、
そんなこと、とうの昔、
ダーウィンの進化論が既に教えてくれていたのだ。
コミュニケーションや、
ひいては人間関係そのものを
操ることが出来るといっても過言では無い。
…前置きが長くなったが、今回はアイブロウの話。
化粧をする時、印象操作したいなら、眉毛を意識するのが賢明だ。
自己満レベルなミリ単位の違いも、結構印象が変わるものだ。
朝感じた、その日の自分の心持ちや、現したい像をイメージしながら、眉ペンをすちゃっと手にする。
すこぉし弓がかって描けば、何となくまろみを帯びた顔になるし
今日は勝負だわって思う日は、スッと直線を意識して長めに描く。
イプサのパウダーを眉頭と眉中にオンし、
ブラシでサッサと整える。
主張したく無い日は、眉マスカラで存在感を薄くしたり、たまに脱色もする。
とにかく細ければいいと思った高校時代。
逆に眉毛処理とかめんどくさすぎて熱帯雨林化した(え?)時代。
いろいろあったが、回る回るよ時代は回る。
ようやく、楽しみながら、眉毛で"自分のキモチ"を主張出来るようになったことを嬉しく思う。
そんなわけで、私は今日も眉毛をせっせこ描くのだ。
人と関わり合って、ずっと生きてゆくために。
だって眉毛は、人間らしさの、証でしょ?
ね、ダーウィンさん。