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0-100思考は幸せになれない

今日は、最近引いたオラクルカードにとっても素敵なお話のことが書いてあり、

それがすごく今の私にシンクロしていたので、

その話についてシェアしてみようと思います!☺️


『星を投げる人』

夕暮れ時、人影の途絶えた海岸を歩いていると、
遠くのほうに誰かが立っているのに気づいた。

近づいてみると、メキシコ人の男が何かを拾っては海に投げ入れていた。

よく見ると、それはヒトデだった。

男は、引き潮で波打ち際に取り残されてしまったヒトデを、一つ一つ拾い上げては海に投げ入れていたのだ。

どうしてそんなことをしているのだろうと不思議に思った友人は、男に話しかけた。


「やあ、こんばんは。さっきから気になっているんだけど、何をしているか聞いてもいいかね。」

「ヒトデを海に帰してやっているのさ。見ろよ。
たくさんのヒトデが波で打ち上げられて、
砂浜に取り残されてしまっているだろう。
おれがこうやって海に投げてやらなかったら、
このままひからびて死んじまうよ。」

「そりゃあ、もっともな話だが、
この海岸だけでも、何千というヒトデが
打ち上げられているじゃないか。
それを全部拾って海に帰してやるなんて、
どう考えても無理な話じゃないか。

それに世界中には、
こんな海岸が何百もあるんだよ。
君の気持ちはわかるけれど、
ほんの一握りのヒトデを助けたって、
何にもならないと思うがなあ。」


これを聞いた男は白い歯を見せてニッと笑うと、友人の言葉などおかまいなしに

また、ヒトデを拾い上げて、海に投げ入れた。

「今、海に帰っていったヒトデは心から喜んでいるさ。」

そう言うと、また、一つヒトデを拾い上げ、
海に向かって投げ入れたのだった。

今治明徳中学校ホームページより引用


このお話が、先日ストーリーにも書いた、

「すべての人を救うことはできないけれど、
自分と同じような経験をした、している人を救うことはできるかもしれない」という気づきに繋がった。

「全てを救えないならやる意味がない。」

という考え方か、

「1人でも救えるならそれはその1人にとっては大きな意味がある。」

という捉え方か。

この、全てを救えないならやる意味がないという0か100か思考を私はよくしてしまうのだが、

すべてのヒトデを救うことはできないかもしれないが、

だからと言って今目の前にいるヒトデまでも見殺しにするというのもおかしな話だ。

すべての人を救おうとしなくていいし、そもそもすべての人は救えないよね。

自分の行動は無意味なんじゃないか、
自分が何かしたって無力なんじゃないか。
そんなちっぽけなことならやらない方がマシじゃないか。

と、完璧にできないなら(まだ)やらない方がいいとどうしても手を引っ込めてしまうところがある。

この0か100かみたいな考え方は結構極端で、だんだんと自分の首を絞めることになる。
そしてとても自分に無力さを感じて虚しくなる。

そんな時、このお話に出会ってなんだか心が軽くなった。

自分のこととなると何か途方もなく感じて難しく考えてしまうが、このヒトデの話で考えると具体的でわかりやすい。

すべての人を救おうなんて考えなくていい。
全てに対応しようとしなくていい。


少なくとも
私は私みたいな人の気持ちなら分かる。

私は私みたいな人の力になれたら嬉しいし、
私は私みたいな人の希望の光になれたら嬉しい。

どうしても、こんなの出しても仕方ないと思ってしまう私の考えや、思い、突拍子もなく降ってきたインスピレーションを引っ込めたくなった時、

何度だってこのお話を思い出そう。

そうすると胸の中があたたかくなって勇気が湧いてくる。

そんなのやっても意味ないよとか言わないで

目の前に落ちている小さなヒトデをひとつずつ海に返そう。

そうしていくうちになんだか明るい気分になってくる😌🌟


Natsumi

その時引いたオラクルカード🔮

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