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荷物の配達時に家に居たい、私の宅急便屋さん事情

家のチャイムが鳴る。ネットで何かを注文しているときは、急いでアパートの下の扉の鍵を開錠する。宅急便屋さんが階段を上がってくる足音を聞いて「間に合った。」と安心する。

家からあまり出なくなったここ何ヶ月は問題ないが、宅急便屋さんが荷物を持って来てくれたとき、家に居ないと宅急便屋さんの店まで荷物を取りに行かないといけない。最近は、スーパーマーケットの商品をネットで注文する人が増えて、そちらは冷蔵食品も取り扱っているので日時指定できるが、通常のネット注文では日本のように日時指定ができない。再配もない。重いものをネットで注文したら、そろそろ荷物が届く頃かなというときは家から出ないようにする。それでも出なくてはいけないときはあり、そういうときに限って家に帰ってきたら不在票が入っている。不在票の配達時間を見て、「ついさっき持ってきたんだ!!」ということが分かりガッカリする。車を持たない私は、仕方なく宅急便屋さんまで歩いて取りに行く。

家に居るのに、ある宅急便屋さんでは二回ぐらい不在票を入れられていたことがある。友達に話すと、「あ~、そこならあり得る話だ。」と言われた。常習犯なのか。

そろそろ荷物が配達される頃かな?と宅急便屋さんを待っているとき、家のチャイムが鳴り、「やった!!宅急便屋さんだ!」といそいそとアパートの下の扉の鍵を開錠する。そして、宅急便屋さんが階段を上がってきているか足音を確認しようと家の扉を開けると、予想に反して同じアパートの人が料理を持って戸口に立っていたりする。「Merhaba!!(メルハバ・こんにちは)」と言って料理を渡される。料理はとても嬉しいし、相手に悪気はないのだけど、宅急便屋さんじゃなかったことに複雑な気分になる。

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