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下着の進化と歴史について

株式会社ハマフ EC事業部伊藤智一です!

毎日何気なく履いている下着。

あまりスポットがあてられることは少ないですが、
一体どのような過程を経て今日、世の中で流通しているスタイルになっていったのか?

その下着の起源と進化について調べてみました!

最新の技術を使用したパンツはテキスタイルに電気化学センサーがついていて肌から分泌される成分を読み取りアプリケーションを介して健康状態を把握することも可能だとか?

後付けの貼り付け式のセンサーを下着に取り付けて健康状態を管理する下着は聞いたことありますが、生地そのものにセンサーがついているのは初耳です。

たかがパンツ。されどパンツ。
パンツあなどることなかれです。

下着ではないですがAppleWachやガーミンなどのスマートウォッチをはじめ技術の進歩によってウェアラブル端末をよく見かけるようになってきました。

私もランニング時にAppleWatchを使用しており、NIKEのランニングアプリで加速度センサーによる速度計測、ランニングコースをGPSで記録を取るのに重宝しております。

また、心拍数や血中酸素濃度、睡眠の質など、細やかに自信の健康状態を管理できるものもあるので今のご時世助かります。

そのうち膀胱内尿量測定装置(ブラッダースキャン)機能や排泄回数や内容物から健康状態を管理するスマートパンツが登場するのも時間の問題かもしれませんね。(笑)

さて、本題に入りますがオーストラリアにあるシドニー工科大学の講師で、ファッションとテキスタイルのプロのデザイナーである”Alana Clifton-Cunningham”が2018年に下着の歴史とその進化についてまとめた記事があるのでご紹介したいと思います。

「A brief history of briefs – and how technology is transformingunderpants(ブリーフの簡単な歴史–そしてテクノロジーがパンツをどのように変えているか)」Published: July 16, 2018 9.10pm BST

以下、上記リンク先の原文の記事を翻訳後、要約した文章になります。

パンツの始まりは古代エジプト人が着ていたふんどしでした。
「シェンティ」というものでベルトで固定された織物、一般的には綿と亜麻から作られました。

下層階級と奴隷はほとんど裸だったので、当時のふんどしは「上着」としての扱いでした。
しかし、紀元前1189年から紀元前1077年までの王妃の谷のエジプト美術では、ファラオが薄手の上着を着ており、ふんどしを一種のパンツにしています。

ヨーロッパでは、中世(500-1500 AD)の間、下着は男性と女性の両方のために上質のリネンまたは綿で作られたシャツで構成されていました。
15世紀から16世紀にかけて、男性用のレッグホースが二股に分かれた(2つに分割された)パンツが登場しました。

19世紀初頭から中期にかけて、男性と女性の両方が別々の脚を備えた二股の引き出しを着用しました。
これは、腰から吊り下げられたゆったりとしたタイプの膝丈のズボンです。このシンプルなスタイルのパンツは、特にペチコートや乗馬用ズボンを何層か着用した場合に、自分自身をより扱いやすくしました。

19世紀半ばから後半にかけて、女性用の閉じたクロッチパンツ(パンタレット)が登場。

1882年、ドレスリフォーマーのグスタフイェーガー博士は、皮膚の隣に天然の羊毛繊維を身につけると、皮膚に呼吸をさせることで体の毒を分散させるのに役立つと主張しました。彼はニットの伸縮性が運動を促進する可能性が高いと感じました。

1930年に導入されたゴム糸であるラテックスにより、ストレッチ下着はより体にフィットするようになりました。

これらは最終的に、今日着用されているものと同様のパンツスタイルに進化しました。1938年、合成繊維ナイロンの発明後、軽量で洗濯しやすい下着が登場し始めました。

男性用のより短い股の長さのパンツまたはトランクスは、1945年以降に登場しました。1959年に、ライクラ™と呼ばれる新しい人工エラストマー繊維が発明されました。

綿やナイロンと組み合わせると、丈夫で伸縮性があり、よく回復しました。その結果、男性と女性のためのより身体に敏感なパンツができました。

材料製造、添加剤ファブリックコーティング、および身体中心のスマートテキスタイルアプリケーションの進歩により、患者の生理学的状態を監視し、個別のケアを提供し、医療専門家にユーザーからのフィードバックを直接提供することができます。

カリフォルニア大学の研究者は、さまざまな医療および安全アプリケーションに使用できる能力を備えたテキスタイルベースの印刷可能な電気化学センサーを開発しました。

柔軟なテキスタイルセンサーは例えばパンツの伸縮性のあるウエストバンドに印刷すると、皮膚から分泌される化学物質を認識できます。

科学は50年前にはほとんど想像できなかった機能を下着に追加しています。

ふんどしは長い道のりを歩んできました。


現在主流のボクサーパンツの火付け役はカルバンクライン。
90年代にCKのボクサーパンツが登場して以降、定番商品です。

パンツの始まりがふんどしでさらに元々は上着としての役割だったとは知りませんでした。

「シェンティ」は壁画に描かれている古代エジプト人がよく腰に巻いてるいる「腰布」の事だったんですね。

ブリーフやトランクスタイプのパンツの登場してから100年経っていないと思うと歴史は浅いですね。

現在主流のボクサーパンツは90年代にカルバンクラインが火付け役となって大流行したのでさらに歴史は浅くなります。

技術の発展に伴い、快適性、機能性を追求して進化してきたパンツ。

今後のパンツの進化に注目です。

HAMAFU INC.では昔ながらのふんどしやカルバンクラインのボクサーパンツも取り扱っております♪
是非ご覧くださいませ。










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