早期離職のあと⑤やれんのか!独立開業2025

転職か独立か肚の決まらぬまま、節税対策という名目で開業届を出してしまった。私の本音や実態はどうあれ、第三者から見ればもう立派な個人事業主である。
しかし、私の中では早くも独立という状態に不安ばかり感じ始めていた。
多くの個人事業主一年生がおそらく直面するであろう、この不安と向き合ってみようと思う。


不安要素①収入やれんのか

何をおいても、不安要素としてはこれが一番大きいだろう。
私の場合は幸いにも前職A社から業務委託を受けることで、初月から収入ゼロという事態ではない。なんなら、収入自体は会社員時代よりも多いくらいだ。だが、この状態はA社の匙加減ひとつで大きく転じてしまう。
何にせよ、取引先一社というのはリスキーなのだ。収入が途絶えることが、いま一番の不安材料である。かといって、新しい取引先の開拓の目途が立っているわけでもない。
みんな、どうやって顧客開拓してるんだろう?まずは事業計画からだろうか。内容としては現在受けている委託の業務内容をもとに、それを自分の事業としてブラッシュアップするのが一番現実的な気がするが。


不安要素②もう会社員に戻れなさそう

開業届を出したその月に考えるようなことではないと思う。
ただ、私の中で「本当に会社員じゃなくて大丈夫?」という心の中の問いかけが消えてくれない。
取引先開拓できなかったら?中途半端な独立→転職に舵を切った人間って傍から見るとすごく一貫性がないし、どこの企業が採用したいと思うだろうか?ましてや40を過ぎたおっさんを。会社員に戻りたいと思ったら、A社への出戻りの話がなくなった場合、本当に一から再就職活動しなければならない。
でも、この個人事業主という生活に慣れてしまうと、もう二度と会社員には戻れない気がする。だって大変すぎるもん、会社員生活。自分、よくやってたなと思う。でも戻れなくて本当に大丈夫?


不安要素③老後、大丈夫そ?

収入面の不安とも重なるが、自営業の老後は非常に大変だと聞く。何しろ国民年金だけだと満額納付していたとしても、月6万5,000円程度しか給付を受けられないと聞く。自分の場合は厚生年金加入期間が15年くらいあると思うが、それを足しても全然足りないと思う。
何しろ年収500万程度の会社員が60歳までフルに厚生年金を支払っていたとしても、月7万円程度しか給付されないのだ。いかにも心もとない。
個人事業主の場合はiDeCo小規模企業共済をフルに活用することで老後の生活資金を作ることが推奨されるが、毎月の生活だけでも大変なのに、今から老後の蓄えを積み立てるなんて考えられない。


不安要素④第三者とのコミュニケーション不足問題

業務委託を受けはじめて3ヶ月を過ぎたが、会社員時代に比べると圧倒的に第三者と話す機会が減った。主な話し相手は妻ひとり。この状況が大丈夫かな?と思うようになってきた。なんというか、妻も私が自分としか話さないことを不安に思っているフシがある。
顧客開拓をしていくようになれば取引先となる人と話す機会は増えるのだろうが、会社員時代のような同僚や先輩、後輩といった自分の味方的ポジションの人がいないというのはとてもさみしい気がする。
こういうのを寂しいと思ってしまう時点で、個人事業主には向いていないような気がしてしまう。


うーん、何にせよ不安だ。不安がいっぱい。
A社への出戻り話はおそらく2024年度末(今年の3月)までには決まって、戻るとしたら4月からになるような気がするのだが、そもそも出戻りできると決まったわけではないので、ここが非常に中途半端な気持ちになってしまう原因な気がする。いっそ出戻りNGになってしまえば、個人事業主としてやっていく肚が決まると思うが、それはあまりにも他責思考すぎるだろう。

独立してるひと、みんなすごいよ。尊敬しちゃう。

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