見出し画像

【ドラマウォッチャーの独り言#4】

 2025冬ドラマが出揃いましたが、「クジャクのダンス誰が見た?」が期待どおり面白い。原作マンガは読んでいないが、ミステリーとしてのクオリティが非常に高い。松山ケンイチくんは主人公をサポートする2番手の役が上手い。「100万回言えばよかった」の時と立ち位置が似ている気がする。
 広瀬すずちゃんも、儚さがにじむ雰囲気の奥に芯のある主人公キャラは得意。バイプレ陣も、他ドラマと比べると豪華だ。配置も絶妙といえる。逆に今シーズンで最もバランスが悪く感じるのは「プライベートバンカー」ではないだろうか。演技うんぬんではない、鈴木保奈美はこのドラマに必要がない。むしろジャマだ。
 話をクジャクにもどす。22年前の一家惨殺事件の犯人である死刑囚の息子が、放火で主人公の父を殺した容疑者という、珍しくない設定。ただどうしても頭から離れないのが、被害者一家の主が、野間口徹さんということ。スーバーバイプレイヤーズの彼は「ホットスポット」の1話冒頭で息子と温泉に浸かるお父さん役もこなす。さすがの人気っぷりだ。
 今シーズンは渋谷凪咲ちゃん、佐々木希さん、渡邊圭祐くんなど、若手もダプル出演を器用にこなしている。NetflixやAmazonPrimeなど有料配信チャンネルに大物俳優が流れるなかで、しっかり演じ分ける俳優が増えるのはドラマウォッチャーにとっては頼もしい限りだ。

いいなと思ったら応援しよう!