【ドラマウォッチャーの独り言#7】

 「クジャクのダンス誰が見た?」の5話以降を考察してみる。前回書いたが「ダンス見た派」VS「冤罪主張派」の構図が成立している。そこでまず、父・春生の手紙にあった6人の名前をおさらいしておきたい。
 ①遠藤友哉(成田凌)=放火殺人容疑で逮捕も黙秘
 ②三木田辰雄(石丸謙二郎)=22年前の東賀山事件の弁護団メンバー
 ③津寺井幸太=?
 ④阿波山京一郎=?
 ⑤高畑まのか=?
 ⑥廣島育美=?  (順不同)

 「?」のついた4人も今後登場し、真相に近づく流れになる。まずは東賀山事件の解明。これに関しては、三木田や、友哉と神井が③~⑥の人物に繋がる情報をくれるはずだ。
 「考察」の前に疑問がいくつかある。①松風はなぜ指名されたのか?②心麦の父、母は誰なのか?③阿南検事(瀧内公美)と赤沢刑事(藤本隆宏)の関係(22年の事件に阿南は年齢的に無関与)私の見立てはこうだ。①松風の父が22年前の冤罪を導いた検察官、もしくは冤罪当事者か元同僚刑事。
 で、私の考察はこうだ。
①松風の父は「捜査ミスの責任を被せられた元刑事」
②雑誌記者の神井(磯村勇斗)によると、心麦の母(仙道敦子)は妊娠不可、父方の叔母(原日出子)とのDNA鑑定でも父とは他人。ただ戸籍上は養女ではなかった。となると、「出生届は偽造された」。心麦は惨殺された一家の生き残りの次女・歌の可能性が高まる。ならば出生届が偽造されたと考えられないか。それに春生が関わっている。赤沢刑事と妻(西田尚美)が真犯人もしくは繋がっているなら、すんなりいく。
③阿南検事と赤沢刑事は何としても冤罪を防ぎたい立場。謎の「青いカラビナの男」が絡んでおり、東賀山事件の担当検事ではないか。
 ドラマのカギは、「小麦=歌」と「カラビナ男」が握っている。そう見て間違いないと思う。

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