ももあり社会科見学

🍑「町の中華屋さんに来ましたわ」
🍓「ランチ700円…。お手頃価格ですね。そして……ランチタイムだけあって、混んでますね。」
🍑「店員さんもお忙しそう…。ご案内頂けるまでここで待ってましょう。」
🍓「さすが桃華さんですね。端に寄って邪魔にならない場所で待つのは合理的です。」
🍑「ふふ」

(~)

(……すみません、カウンター座っていいですか?)

🍑「!?」
🍓「えっ!?自己申告制で座って良いんですか?そういうルールだったんですか?」
🍑「……どうやら業を煮やして能動的に席を確保したようです……。もしかしたら私たちが間違っていて、後に続くあの方にご迷惑を掛けてしまっていたのかも……」
🍓「私たちも続きましょう、幸いカウンターはまだ空いてます!」

(お嬢ちゃんすまんね、この席人居るんで)

🍑「!?」
🍓「お手洗い……でしょうか…」
🍑「……仕方ありませんわ、満席ですし店員さんもお忙しそうですし…他のお店を探しましょう…」
🍓「はい……」

(~)

🍓「和食ランチ950円。すぐ入れてオーダーもすぐでおいしい。」
🍑「良かったですわ」
🍓「それにしても…世の中難しいですね」
🍑「ですわね…エレガントを心掛けてさえいれば万事がうまくいく、なんて事ではなく」
🍓「ケースバイケースですね…。私たちにとっては休日の食事でも、働く方たちにとっては1時間程度の制限の中の食事。私たちにも給食の時間がありますけど、教室で待っていれば出てきますし…あ、給食当番は別ですね。」
🍑「ふふ。お仕事の時はPちゃまに全て任せてしまっているから、Pちゃまに感謝ですわね。」
🍓「番組で作る時もありますけどね」
🍑「噂の橘流イタリアン、ですわね」
🍓「うう……お恥ずかしい…」
🍑「あら?どうして?」
🍓「桃華さんにはまだ振舞いたくなくて…プロレベルになってから…」
🍑「まあ」
🍓「いちごの厳選もしたいですし…」
🍑「ふふ。その時を楽しみに待ってますわ。」

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