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演劇観た:THE ROB CARLTON『THE STUBBORNS』
THE ROB CARLTON 18F 『THE STUBBORNS』
(ザ・ロブ・カールトン 第18回公演 ザ・スタボーンズ (頑固者たち))
三鷹市芸術文化センター星のホール 2024年10月8日(火)観劇
ずっと面白いのに、ずっと無意味な時間という、珠玉の演劇。
京都の劇団 THE ROB CARLTON、三鷹芸文センターの"Next" Selectionに招聘されての東京公演。
このあとに本拠地大阪公演も待ち構えている。
伝統ある建物の伝統ある一室「マッケンジールーム」に集まった男女3人。いずれも大会社を継ぐであろう、若きホープたちだ。
今晩中にある合意を取りつけるためだったが、
お互いの話はもつれ、すれ違い、思い込み、脱線したまま、ただただ夜は更けていく・・・。
昨日、三鷹芸文センターで THE ROB CARLTON『ザ・スタボーンズ』
— 栗田ばね | (@hamachiichiban) October 9, 2024
挨拶通りの不要・不毛な80分の会話劇。
ある伝統ある一室で話し合うため集まった三人の
色んなことが生まれ、なにも生み出さない
上品で/上質で/手間のかかった/くだらない
珠玉の時間でした。#ロブカールトン pic.twitter.com/i4OkgD86Go
美しい舞台セット、上品な物腰、非常にウェルメイドなムードのなかにナンセンスかつ人情話が一切ないというソリッドコメディを隠したロブ・カールトン。 ※主観です(そんなに見てない)
この作品、3人の素性とか集まった目的などはごくごく最小限触れられるのみで、ずっとささいな勘違い、言い違い、記憶違い、言い張り、で何も生産しないコメディをやってのけていた。
つねに何かが生まれているのだが、結果は何も生まれない。
笑うだけ。
こんな極上の時間はありません。
3人はそれぞれ母語が違い、みな第二言語で会話している設定。
・・・とはいえ、あきらかに日本語でしか起こらない取り違えしか起こらないのだが。どう考えても「第二言語」日本語ではない感じの3人なのだが。
でも、そんなことは全然気にならない。
ふしぎだ・・・・・・。
冒頭、「本当にこれでいくつもりなのか・・?」とほくそ笑んでしまうようなことが耳に入ると思う。
そして、本当にそのままいく。
まじか。と思う。
それは、まあ確かに必要かもしれないけど、にしても、こんな長時間・・・。
と、思う。
そして、敬服する。
なにか書こうと思ったけど
面白かったので、面白かったとしか言えませんね。
14日までやってるのですぐ観に行ってください!!!
了