雑記20/07/23木祝 うまいモノマネをどう楽しんだらいいかわからない、音楽が鳴ってても暇が解消されるわけではない
今日の「ダウンタウンDX」、モノマネ特集。
冒頭、歌マネからはじまった。いわゆるネタ系ではなく、しっかりと似せて歌い上げるタイプのモノマネ。
後ろで、ダウンタウンのお2人が見ている。
1人の芸人が1曲の間に次々とマネする歌手を変えていくスタイルで、うまい。とてもうまい。モノマネ番組ではもっと「似てるという体裁で扱ってるけどそこまででもないもの」が出るものだけど、似てたなあー。
切り替わるたびに、ダウンタウンのお2人は笑ったり、ちょっと手を叩いたりしていた。
が、曲には一切ノッていなかった。
私はずいぶん長いことモノマネ番組を見ていなかったのだけど、この感じにすごく懐かしさを覚えたのだった。
大体、ちゃんと似てるモノマネをどう楽しんだらいいのかわからない。私は、わからない。
それに、歌手ご本人でない人の「うまい歌」を、どう楽しんだらいいのかも、そもそもわからない。私は、わからない。
そう、
「歌」というのは、リズムとかメロディーとかBGM効果とかで気づきにくいかもしれないが、ちゃんと聴いてるとけっこう「暇」だ。
私は、暇だ。
暇でない歌は、好きな歌で、だから自分の好みにあった歌で、それは、よく聴いているし、「ながら」でなく、ただ聴いている。
そうでない歌は、いかにして面白く、つまり、暇でなくなるか。
昔、「夜もヒッパレ」という番組があった。
今では、不思議ちゃんキャラを見つける前の小倉優子が三宅裕司を困らせている動画でだけ歴史に残っている番組だが、あれは最新のヒット曲をランキングで紹介しながら、すべて本人「ではない」人が歌っていく、言ってみればカラオケ番組だった。
あれを楽しむには、非常に高度な芸能・テレビウォッチングスキルを要する。私は見続けていたが、ついにつかめなかった、というか、バブルの夢、みたいな、空虚な胃もたれが残る番組だった。そういう意味では最高だった。あの番組ではグッチもモトも、横に人形をくっつけて出てきてはくれないのだった。
うまいモノマネを、どうしたらいいのか。
うまいモノマネの行く先として、クリカンのような例は、あくまで特例だろう。いやAI美空ひばり時代に突入した今、逆にクリカン時代をこそ守るべき、みたいな考えもあるかもしれないがそれは置いておく。
ともかく今日はっきりさせておきたかったのは、
「音楽が流れればノるわけではないし、ましてやその時間が暇でなくなるわけではない」
ということだった。
でもなんだろう、寸劇より、音楽のほうが「暇」がバレにくいのは。
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