マンガの色塗りについて ~『R先生のおやつ』と『五等分の花嫁 フルカラー版』~
こんにちは、栗田ばねです。
今年の5月まで
「1日1着、レディー・ガガの新しい衣装を報告する」
というインスタグラムをやっていました。
なんで?
それは、わからない。
とりあえず1000着という数字に達したので、今のところはやめにしていまして、
その間に液晶タブレットを購入して、これまでモノクロだったお絵かきに色塗りを導入しようとしてみていますが、
(↓ これは最初の最初の記事。決して役に立ちません)
みなさんこんなハードルを乗り越えているの?
まじ?
でけないでけない。
という諦めが湧いて出る。
ちょろっと、これまで描いた4コママンガに色でも塗っちゃおっかな~
なんて思っていたのが、
一色垂らした途端、
マンガの先行きは暗雲に飲み込まれ、
獣道すら消えた足元、
頭上にはカラス。
「カアカア」
(※私はかつて神に”すべての色をください”と祈った。その強欲の成れの果てがこれさ。お前のマンガも色の入れ込み過ぎでこうなる定めよぉ)
滅!
そんなこんなで、すばらしい色塗りのマンガを読んだのでご紹介します。
雲田はるこ先生の『R先生のおやつ』。
リンク先では1ページずつ縦になっていますが、
書籍版では見開きです。
この見開きの美しさったら!!!!
調和のとれた色遣い・・・
全編、美味しそうなおやつにうっとりする作品なのですが、
このカラーリングの美しさもごちそう、うっとり、おやつおやつではありませんか。
おそらく、マンガ後半に登場するおやつとその季節感を軸にして、キャラクターの服なども決められている。
本を開いたページの全体が、おやつの持つ空気感を立ちのぼらせてくれる。
各回、見開き2ページのマンガと、同じく見開き2ページのレシピ&エッセイ。
ただいま、続編の『R先生のまかない』も連載中とのことです。
ああ食べたい。
さて
もう一つ見つけたのは、大ヒットマンガ『五等分の花嫁』の、フルカラー版。
こちらは作者さんご本人によらないカラーリングだと思われます。
たまにありますね、
『終末のハーレム セミカラー版』とか(エッチなシーンだけフルカラー)
『総天然色AKIRA』とか(アメコミ版の日本版なので左開き、セリフもなぜか英訳からの重訳…逆輸入訳)
『人形の国』もフルカラー版が出ている。
管見。
こちらは、先に『R先生のおやつ』を見てからだと、やはり画面のがちゃつきが気になってきますね・・・
それは、色塗りが作者ご本人によらないせいなのか
もともとモノクロ用に構成した画面をカラー化することに無理があるのか。
むかしの自分は、「カラーにした方が最高に決まってるじゃないか」と妄信していたんですが、色が付くって、そういうもんでもない。
生々しさとか、質感とか、賑やかさとか、そういったものが増す・・・?
増すのか、それは単に種類が違うものに乗りかわるのか。
わかりませんが、なんかここから、カラーマンガに関してなにか気づけたらいいんだけどなあ。
『ハートカクテル』を読もうか。。。