僕が応援する2人のアスリート

現在、JRAジョッキーとして活躍する菱田裕二と、プロサッカー選手として活躍する小谷祐喜の話。少しばかり良い話。

裕二とは、小学生の時に京都パープルサンガのサッカースクールで出会い、中学では京都醍醐FCという街クラブでチームメイトになった。
しかし、彼は途中でクラブを退団し、競馬学校へ進学、ジョッキーの道へと進むことを決めた。
それは極めて狭き門であったが、恵まれた体格と親しみやすい性格を武器に、今や有馬記念を含む通算22のG1レースに騎乗するほどのジョッキーとなった。(シンプルに凄すぎるわ…)

そんな彼が数年前、サラリーマンとして働く僕に一言放った。
『ユウキは絶対にプロ(サッカー選手)になると思ってたのに…』
※僕のことをユウキと呼ぶ数少ない友達

遡ること中学生時代、
練習終わりに小柄な体つきでラーメンをがっつきながら、彼がこう言っていた。
『プロになる奴は、テクニックがある奴でも強い奴でも速い奴でもなくて、サッカーを好きで居続けた奴やと思うねんな〜』と。

僕の中学生時代まで知らない彼は、その先の未来を予想して、
『絶対にプロになると思っていた』と言ったのだ。

あながち間違いではない…いや、むしろ大正解で、僕がプロになれなかった理由の全てと言っても過言ではない!ような気がする…

一方、同じ高校と大学のサッカー部で、小谷祐喜という"とんでもなくサッカーを好きで居続けた奴"がいた。(一応、先輩)

はっきり言って上手い選手ではない。特別に速い選手でもない。とにかくO脚。どちらかと言えば強さを持つ選手だが、彼よりも強い選手は沢山いる。

現に、彼と僕が所属した関西大学サッカー部は日本全国から世代別の日本代表クラスの選手が集結する集団であり、入学当初は彼よりも将来を期待された選手が沢山いた。

ただ、彼は諦めることなく日々の練習と試合に向き合った。

結果…

最後の最後にセレッソ大阪への入団を決めた。
心の底から想い続けた人間が報われたことで、僕の中で繋がった。

裕二の言う通り、プロになる奴は、テクニックがある奴でも強い奴でも速い奴でもなくて、サッカーを好きで居続けた奴だった。

簡単なようで難しい。

好きで居続けられる。
これも立派な才能なのかな。


小谷くんへ

ブログ、毎日読んでるよ。最近更新してくれないから仕事終わりの楽しみないよ。よろしくね。
https://note.com/ymy272923

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