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ハチエフでスタッフサボって壇上に上がった時の景色

あなたの風邪はどこから?私は浜ボツです。こんばんは。

9月14日および15日。
神奈川県は横浜市在住の横浜ボツリヌスですが、その日は東北の地におりました。

岩手県八幡平市、安比高原。日本一盛り上がっていたeスポーツイベントがあります。
去年を第一回とし、今年には覚えてもらいやすいように改名。『ハチエフ(HACHIMANTAI 8 FIGHTS)』が開催していたことを皆さんはご存知でしょうか。

このイベント、難病を背負いながらevoに行っちまうヤバイやつであり、スパ4からの15年来になる友達のjeni主催の、一言で言えば「( ・∀・)イイ!!」イベントなんです。それについては公式HPであったりXで #ハチエフ を検索してもらえればわかると思うので浜からは別に言及しません。

浜はそこで遊撃スタッフのような感じで「SNSを更新しながらフラフラする」という役に立たない事をしていたわけですが、それをなんと去年今年と続投させていただきました。しかも白状すると今年は結構サボってゲームをしていました。
ですがそこで見ることのできた、見てしまった「光景」が衝撃的すぎたのでここに書き記しておきたいと思います。
本当に個人的な事や思いを中心にダラダラツラツラ書いてあるので時間の無駄かもしれません。


事が起きたのはDAY1の目玉イベントである2on2大会。
事前エントリー枠48チームに対してなんと47チーム埋まるという異例のスタートで、確実にスタッフ全員めんたま飛び出てました。
浜は本イベントのアートデザイナーであり、与太話を延々と付き合ってくれる"稀"な奴ことツヤマ氏と出場。
プール予選では「経験と練習から練り上げられたプレイをみせ危うげなく勝つベガ」ツヤマと「誤魔化しキンバリー」の浜から成る、チーム「同音異義語チャンネル」は見事全勝により抜け。次のステージへと駒を進めました。

浜は家庭用プレイヤーであり、なんちゃって格ゲーマーなので緊張で手が震えたりコンボミスしまくったりしてました。
しかし数だけはこなしているおかげか指だけは止まらずにいてくれて、なんとか食らいついていました。

ここで状況が変わります。
「次の試合、配信台(壇上)での試合になります」と進行スタッフから言葉がありました。
壇上での試合なんて人生初でした。
これ、今思い返しても不思議なんですけどまったく緊張してなかったんですよね。アドレナリンがドバドバに出てて分からなかったのかもしれないし、ここまで大将でい続けてくれてた"つえーヤツ"が背中に付いててくれたのも要因だと思います。HYPER THENK YOU。

さあいよいよ壇上で試合だ!今回は浜が大将で出ることに。
まずはウチの"つえーの"が勝利をもぎ取ります。
早稲田式ルール(先鋒と大将同士が対戦を行い、それぞれ別のチームが勝った場合、勝った人同士が戦って決めるルールのこと)だったため、このまま浜が取ればチームの勝利。こんな経験もほぼなかった為ここで少しの緊張が浜を襲います。
ガチッとガチガチしすぎて1R取られてしまいますが、その後に機材トラブルによって4,5分ほど?試合は中断。これがマジで心を助ける時間となってくれました。再開後もう一本取られてしまいましたが、コンボミスや操作ミスしつつも取り返すことができ、なんと2-1で勝利することができました。

勝った瞬間はなんか耳が聞こえなかったのですが、徐々にヘッドホン越しに会場から歓声が聞こえ、隣からも"既に勝った男"が喜びの声をかけてくれているのが分かりました。
浜が勝った事の喜び、チームを勝利させられた安堵、試合を見ていた人からの注目、プロジェクターに映し出された浜。情報量が多すぎてここでまた一瞬耳が聞こえなくなりました。
壇上を降りるなり、"漢"ツヤマ、カメラマンの斉藤さん、jeniの理学療法士のDrブンドウ、そして我らが御大将jeni。知り合いが口々に「すごい!」と言ってくれ、やっと勝った実感が湧き、浜の心は震えていました。
正直言って33年間の内、ゲームで勝ってこんなに嬉しい事って本当に初めての経験で、これ本当に一生の思い出として時々思い出して嬉しくなれる出来事になってしまったと思います。走馬灯にも出てくる多分。

なんか、格ゲーシーンを追い始めて長くなり、色んな”エモ”を見てきて、実際に経験は無いながらもなんとなく”わかった気になっていたモノ”が、本当に味わうことでしか分からないモノが、知った気になっていたモノが浜の心に実際に満ち溢れ始めたのを胸の内から直に感じました。
なるほどな、こういうことだったのか、あの時見てた動画で勝って嬉し泣きする選手や負けてしまって悔し泣きする選手、応援していた選手と一緒になって喜び悔しがり悲しむヤツら。あぁ、FGCってあったけぇんだ。こんな感じのことが脳裏をすごいスピードでグルグル走り回っていました。

浜はこの時初めて本当の「ファイティングゲームコミュニティ」を垣間見た気がしました。やっとFGCの一員になったのだと思いました。
いや、今までも多分一員っちゃ一員だったのですが、なんか心の何処かで勝手に垣根をこさえて、それが伸び伸びになってしまっていたんですよね。
(正しく言えば「新たなFGCの魅力に触れることが出来た」だと思います。)

上記のことを書きたすぎてnoteを更新しました。
Dr.bundo¯がラスト30秒ほどを動画撮ってくれていたのですが、この動画、何度見ても嬉しい。

散文になってしまいましたが、どうしてもこの気持ちが冷めてしまう前に何かにどうにかして残しておきたかったのでここに記します。
FCGという文化の核に触れることのできた記念として。

そんな体験をくれたハチエフが永遠に続いて、浜のような人を生んでくれますように。来年はもう少しだけサボらずSNS更新します。

2onに誘ってくれたツヤマ、開催してくれたjeni、ePARA、安比、岩手、そしてFGC。登場人物みんなありがとう。

横浜ボツリヌス/たまむし

チームメイトのツヤマデザインの爆裂ブリリアントポスター。
誰かこいつに仕事をやってくれ。
ちなみにコイツはイメージキャラクターの安比うさぎ。
可愛すぎるアクキーとピンズは安比高原リゾートホテルにて好評発売中!

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