見出し画像

NFTで次に盛り上がるのはMIT(マルティプル・アイソタイプ)?

"botrino"はマルティプル・アイソタイプで作りました

僕は長らくweb業界で勤続し、webマーケティングにも多少造詣があります。

NFTアートを作成する前に多少時間を使って、

  • 市場調査

  • 競合調査

  • ユーザーニーズ

これらを自分なりに分析してみました。
他にも海外の記事などを読んで、はやり廃りはどんな感じになるか目星をつけています。

その上でなぜマルティプル・アイソタイプなのか、マルティプル・アイソタイプとはなんなのかを、かいつまんで説明してみます。

より芸術性・オリジナリティが好まれる

OpenSeaにてbotrinoシリーズを展開していますが、コンセプトは以前記事にしました。

OpenSeaコレクションページはこちら↓↓↓

botrinoコレクションページ

この記事を書いている2022年8月初旬のNFT業界ではまだまだジェネラティブアートが根強い人気を誇っています。

では、次に盛り上がりを見せそうな手法は何か?
と考えたときに、より芸術性・オリジナリティが求められようになります。

┗ジェネラティブアートとは

これからNFTアートをはじめようという方の為に、まずは簡単な説明を。

ジェネラティブアートとは、アルゴリズムを用いて自動合成・生成されるアート作品を意味します。

要は、

  • 帽子

  • 眼鏡

  • 人物

  • 服装

  • その他

こういったデザインをパーツとして書き出しておき、後は自動でPCがそれらを組み合わせて生成してくれるアート作品を指します。

非情に数多くの作品を、工数をかけずに量産することが出来るので、コレクティブ感シリーズ感を出すのに相性がよいです。

一度作れば当面は作品創作の手間が省けることと、SNSのアイコンに用いやすい点から人気がでやすいアートになります。

MIT(マルティプル・アイソタイプ)とは?

ジェネラティブに対して、今後は一つ一つの作品内に独自性などを盛り込んだ作品が人気が出るでしょう。

とはいえ、認知度が上がれば作品数は必要になります。

そこで、一つ一つ手を加えて作りますが

  • シリーズ感

  • オリジナリティ

  • 作品のコンセプト

これらを盛り込んだ作品のことをMIT(マルティプル・アイソタイプ)と呼びます。

┗マルティプルについて

マルティプルは芸術における専門用語で「多数」や「複合的」の意味を持つ形容詞になります。
元々は「倍数」を意味する名詞でした。

つまり、一つのアート作品を作ってそれを複数量産していくという意味ではジェネラティブと同じですが、NFTではその過程において芸術性やオリジナリティを盛り込んだ作品になります。

┗アイソタイプについて

アイソタイプは「視覚記号に近い単純な非言語的手法」となります。
代表的なものでは、東京オリンピックの開会式でも話題になったピクトグラムもアイソタイプと言えるでしょう。

トイレマークや喫煙所マークなんかもそうですね。

NFTにおいては、極力シンプルなデザインにして複製の工数を抑えたものになります。

どうやって一つ一つの作品にオリジナリティを盛り込むか

アイソタイプで重要な点として「流用性を持たせる」が挙げられます。

シンプルなデザインにするので、次の作品で違いを出す際に極力工数をかけなくて済むということです。

botrinoの場合、ロボットの外枠のデザインは共通ですが、ボディの色や背景はそれぞれ変えていますよね。

この工数はいかほどかというと、わずか5分ほどです。

ただし、意識しているのはアート性です。
その日の気分に応じて使いたい色が変わってくるので、自身のメンタルも判別出来ますし、唯一無二のデザインを作り出せるように心がけてます。

せっかくなので、ただ色違いのロボットを作るというよりも、少し抽象的な要素を盛り込み、作っている自分が楽しめるようにしています。

色の組み合わせも、海外ユーザーの目に留まるように考えています。

┗大枠=キャラのコンセプトは変えない

botrinoは、元々とある博士が開発した世界史を真っさらにするためのロボットたち

というコンセプトがありますが、キャラクターの造形=ロボットのフォルムは変えないようにしています。

ここを毎回変えることになると、一貫性がなくなってしまうからです。

あらかじめ決めたキャラの設定や大枠は変更しないようにしましょう。

マルティプル・アイソタイプで今後やりたいこと

おかげさまでbotrinoは2週間ほどで当時作った内の半分の作品が売れました

宣伝・発信を頑張った点も大きく関係してると思いますが、多少なりとも他の作品との差別化はできたかなと思います。

とはいえまだまだ試してみたいアイデアもたくさんあるので、今後は何かしらの形で進化していくと思います。

あとは、同じくマルティプル・アイソタイプでもう一体別のキャラを作りたいなーと思ってます。

こちらは、より海外ユーザーに刺さるようなデザインにしたいのですが、まだアイデアは漠然としてる状況ですね。

NFTアートはその名の通り芸術作品でもあると思うので、いかに独自性を打ち出し、自分だけのUSPを作れるかが大事ですね。

今後NFTをはじめてみたい方のために、具体的なマルティプル・アイソタイプの手法は今後記事にしようと思います。

いいなと思ったら応援しよう!