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風とカメラとぷかぷかと。-第18回-


─NPO法人ぷかぷかで生きる人たちとの交流記─

ー第18回ー 

2020/3/17 「次のステップへ」

今日はよく晴れたお昼時に行ってきました。

番外編にも書いたように私の店のイベントが終わったので、出展してもらっていたアート屋わんどの作品(商品)を返却に行ってきました。

駐車場に着いてお腹が空いてることに気づき、まずはぷかぷかのおひるごはんに直行。
今日は「赤魚の塩焼き」。
っていうかなぜか私が行く日は赤魚率100%(笑)
今度はぷかぷか新聞で献立をチェックしてから行こうっと。
あ、赤魚も美味しいですからね、念のため。

店内に入ると髪をカットしに来てくれた方がタマネギをみじん切りにしてた。
手を振ってご挨拶をして、髪の毛について少し話す。

タイミングが悪かったのかぜんぜん人がいない。
もっとガヤガヤしてるのを期待していたのに〜。

そうだそうだ、施設長さんにここの「トイレを見て」って言われてたことを思い出した。
食事が出てくる前に見てみる。
ほほう、これね。
花瓶が並んでて迫力があるって言ってたな。
ふむふむ確かに。

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ドアの外側も内側もアーティスティックでいい感じ。

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席に戻るとちょうど赤魚登場。

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小鉢は切り干し大根とチャプチェですって。
どちらも安定の優しいお味。
絶対体にいいやつだわ、これは。

食べ終わり、わんどに向かう。
施設長さんとスタッフさんとイベントの話をする。
楽しかったと言って頂いちゃいました、嬉しいねぇ。また企画してご招待しますからね。
そしてイベントで売り切れなかった作品と売上げを渡す。
イベントに来場した方々にはいろいろ買って頂いて本当に感謝。
しかもにじいろの焼き菓子は完売!
買って頂いた方、ありがとうございました。
売れたことも嬉しいけど、ぷかぷかの知名度が上がったと思うのでそちらも嬉しい限り。

で、ある人にプレゼントするためにアサノさん特製のJCTコースターを購入。
すごいところに目をつけたなぁと感心する。
その後もテラちゃんとお話したりみよっしーさんとお話ししたり。
そうそう、みよっしーさんに我が家のセキセイインコちゃんの絵をオーダー。
完成が楽しみ過ぎる。
そして気がつけば普通にわんどの作業場に出入りしてる自分がいるのに笑う(笑)

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そのあとはベーカリーへ。
ガラスの向こうにツジさんが見える。
来るか⁉来るか⁉
把手に手を、かけ「いらっしゃいませー!」る、
(↑手をかける直前で声がかかったのを文字列で表現することに成功した気がする!)

いらっしゃいまセンサー、キターーー!

いいねぇ、気持ちがいいねぇ。
そしていつものアールグレイメロンパンを購入。
これホントに美味しいのよ、すこぶるオススメ。
一番好きかも。キングオブぷかぷかスイーツ。
「これあたし作ったよ」最近よく話すぷかぷかさんが教えてくれた。
この方、まだ名前がわからないんですよな。
今度聞いてみよう。
「こんにちわー」
コウくんもいつも通り手を振りながら厨房から出てきてくれた、こんちは。
ここでもスタッフさんとイベントの話をする。
スタッフさんたちともいつの間にか親しく話せるようになったなぁ、よきよき。

で、お次はおひさまの台所へ。
お昼食べたし、メロンパン買ったし、さて何を買うか。ここはやはり別腹系だな。
ということでお初にお目にかかりやす、さつま芋ロールとやらを買う。
(このさつま芋ロールがあとでアールグレイメロンパンの王座を奪うとはまだ誰も知らない)
こちらのスタッフさんもイベントに来てくれたんだけど、僕の演出した予告劇にとても感動してくれたみたい。自分でも気に入っている演出だったので嬉しさ倍増。
役者さんとも話してとても好感を持ってくれた様子。よきよき。

やっぱり、演劇にしろ写真にしろ観た人の感想がダイレクトに聞けるというのは、貴重だしありがたいことですね。またがんばろー。

家に帰り、さつま芋ロールを普通のテンションで食べる。
う、う、美味い!
テンション上がる!
とても好きな味でした!素朴系クリーミィー!クリーミーィー系素朴!
ぷかぷかスイーツ王座逆転の歴史的瞬間です。
これから行ったらまずこちらをチェックですな。
さよなら、アールグレイメロンパン。
たまには会いに行くからね(笑)

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さてさて。
今、このnoteを書いていて思っておるのですが、この雑記はたしか知的障がい者のことをまったく知らない僕がぷかぷかに通ってどう感じるか、興味がまったくなかった気持ちにどう変化が表れるか、というところから始まったはず。
専門知識としての福祉とかそういうことじゃなくて、一緒に社会生活をしていくうえで彼らのことを知ろうと思う、関わろうとする、ということを意識するための最初の一歩を記そうということでしたね。
こんな短期間でまだまだ障がい者福祉の本当のところは分かるわけもないけれど、この場所に来てぷかぷかさんたちと話したり、ぷかぷかさんたちをサポートするスタッフさんたちと話すことで、僕自身が変わっていくのを肌で感じてるんですよ。
この先も何らかの形で関わっていきたいなーって思う自分がいます。
もちろん出来ることと出来ないことがあるとは思うけど。

つまり何を言いたいのかというと、この雑記の意義がもうなくなってきている気がするのです。
特別だった知的障がい者との関わりがもう特別じゃなくなっているんだなと。
当たり前とまでは言わなくても、日常にはなってきている気がします。
恐がりながら接していたころとはもう違うんですよね。
僕のようにまったく接点がなかった人がこれを読んで少しでも関心をもってくれたら嬉しいけど、関心を持つということが第一段階のゴールだとするとその役目はもう終わりなんだなと思うのです。

そういうわけで突然ではありますが今回をもちまして「風とカメラとぷかぷかと。」はおしまいにしたいと思います。最後に僕の大好きな写真家、ハービー山口さんの言葉を置いていきます。
全18+2回、拙い文章にお付き合いくださいましてありがとうございました。

「人との出会いはいつ始まり、そしてその出会いがいつ花咲くかは誰もが知らないで生きている。
一つの出会いがいつか大きな花となるように日々心して生きていこうではないか。」



お知らせ:この度、長津田にある「みどりアートパーク」の文化支援パートナーというものに僕が新たに立ち上げた「gallery Sherpa」が登録されました。
http://midori-artpark.jp/partners/index.php
何をやるかまだよく分かってないのですが、これからはぷかぷかだけではなく十日市場や緑区での活動も書いていこうかなーなんて考えてます。まあしばらくはぷかぷかに来てふらふら遊んだことを面白く書いていきます。←今までと変わらないじゃんと思うでしょう?その通りです(笑)
その名も「新・風とカメラとぷかぷかと。」(爆)

ま、そんな感じでーす。
またねー。

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