新・風とカメラとぷかぷかと。最終回
2020/10/31 「お礼と報告」
2019年の夏、それまで何も知らなかった、知ろうともしなかった障がい者福祉に若干の興味を覚え、NPO法人ぷかぷかに行くようになり一年以上が経ちました。たくさんの人と出会い、いろいろなことを考えさせられる機会に恵まれたことは本当によかった。ありがたや( ゚∀゚)
で、この度、このぷかぷか体験を裏テーマとした脚本を書き、一本の演劇動画作品にすることができたのでお礼と報告と思い、久しぶりにnoteを書いている次第であります。(宣伝といえば宣伝( ゚∀゚))
その裏テーマとはなんぞや?と言いますとそれはズバリ「知ろうとしない罪」。罪なんていうと大袈裟ですが脚本のベースになっているシェイクスピアの書いた「ハムレット」は、私の中では罪と罰と救済の話なので罪という言葉を使いたいと思います。
誤解、思い込み、行き違い。
似たような言葉がたくさんありますが、脚本の中では「こういうことだろう」「こんな奴だろう」「こうに違いない」と他人のことを勝手に決めつけて悲劇の渦から逃れられない男を描きました。
僕が知的障がい者について何も知らなかったこと、あの例の相模原の事件について高崎さんにいろいろ話してもらった中で、「知らない、知ろうとしない」ということは仕方ないかもしれないけれど「知らないがゆえに起こる悲劇」があるのだとすれば、やはりそれは罪なのではないかと。悪意のない罪とでも言いましょうか。
もちろんここでいう「知ろうとしない罪」というのは障がい者福祉のことだけを指しているわけではありませんが、ぷかぷかに通い始めた去年の夏に「このままこのことにについて知らないままでいいのか?」と自問した気持ちがこの脚本に生きていることは確かです。
ハムレットを題材にした脚本は他にも書いていますがこの角度から書くことができたのはぷかぷかとの出会いがあったからこそだと思っています、感謝。
書いていて、そして撮影をしていてこんなふうにも感じました。社会ってやつは障がい者福祉とか演劇とかっていう細かいジャンルに囚われるのではなくて、誰かが誰かに受けた刺激をまた別の誰かに形を変えて繋いでいくっていくような、そんな大きな連鎖で出来ているんだなーと。いろんなところにアンテナ張って、いろいろキャッチしていかんとなーと思いました。
それとこの「風とカメラとぷかぷかと」はコロナのせいでうまく動けないので一旦やめます。またぷかぷかに気兼ねなく遊びに行けるようになったら書こうかな。もちろん今もこれからもぷかぷかには行くんだけど、サッと買ってサッと帰るだけだからねぇ。なかなかねぇ。
というわけで今日はこれにておしまい。
また別のnoteを書くかもしれないのでその時はよろしくお願いします。
ぷかぷかのおかげで人生が豊かになりましたよ、ありがとう、そしてこれからもよろしく( ゚∀゚)
ハマリュウノスケ
https://youtu.be/nQR2xgImMOQ ←リンク張っておきます。
「クローディアスの日記」というハムレットのスピンオフを演劇ふうの動画作品にしました。よかったら見てみてくださいませ。