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絶滅か、共存か

先日、イースター島のモアイ像の謎に関するテレビ番組を見ました。
イースター島やモアイ像については、ほとんど知らなかったので色々と興味深かったです。
イースター島は、日本からはるか彼方、南米のチリ沖の太平洋にぽつんとある、三角形の小さな島です。Googleマップで探すと「パスクア島」となっていました。
番組内では、アジアの人が延々と船で渡っていって先住民族になったのではないかと考察されていました。

番組を見ている中で「これって今の状況にも当てはまるのでは」と思ったことがありました。
イースター島の先住民族で、部族同士の対立が深まっていったそうです。
ついにはお互いに殺し合ってしまうほどに。
ですが、そのまま争いが続いたら全滅してしまうと島民たちは気づき、争いをやめて、助け合って共存する道を選んだのです。

今、地球を見渡すと、ロシアによるウクライナ侵攻だけでなく、ミャンマーの軍事クーデター後も暴力はまだ終わっていませんし、私たちの知らないところでも諍いが起きていると思います。地球上のいたるところで人間同士での愚かな争いをやめることができていません。

戦争に限りませんが、ネガティブな思いや行いは、ネガティブなエネルギーを生みます。そのエネルギーは今もどんどん地球を覆っていっています。
このまま争いを続けたら、いずれ私たち地球人は全滅してしまう可能性すらあると思うのです。
私たち人間はそこまで愚かなのでしょうか。

ちなみにイースター島の先住民族は、その後、南米大陸かヨーロッパの船だったか忘れましたが、イースター島を発見して乗り込んできた人たちによって、1500人の島民が奴隷として連れて行かれてしまいます。
15人だけ帰されますが、連れて行かれた先で病気をもらってしまっていたので、それがイースター島内で広まり、結局100人ほどを残して、ほとんどの先住民族は死に絶えてしまったそうです。
今は、残った先住民族たちと、ヨーロッパや南米大陸から来た人たちとの混血した子孫が、島内で暮らしているそうです。

イースター島の先住民族の人たちの選んだ、部族間の争いで全滅するのではなく助けあって共存していくという道を、私たち一人ひとりが地球人として選んでいかなければ、もう未来がないかもしれない。

自分の住む世界の平和は、誰かが成し遂げてくれるものではなく、自分で創っていくものではないかと思います。
今も起きている戦争や争いを、同じ地球人として自分にも関わりある事として受け止め、関心を持つことをやめず、自分にもできることをやっていきたいと思います。

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