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勝手に心配②

お待たせしました。


前回はクラウドファンディングリターンのチケットは、対策していないと現金の流れがわからず大変な思いをする。という話でした。

まあ、実際には先払いという形で支援金をいただいているので、気を付けていれば足りないという事はありませんね。ですが、気を付けていなければ大変なことになると思います。
根底にあるのは、こういった数か月後の売り上げの現金を管理するという経験が、今までほとんどないという事です。

理想は、お客様がチケットを使うまで一切この現金に手を付けないこと。
事業資金の確保については、現在のところ国や自治体が行っている支援制度を最大限利用されることが重要です。持続化給付金や家賃補助など返済義務のないものはもちろん、一定期間無利子の融資という支援制度も活用されることをお勧めします。ここで十分な融資を受けられるなら、このチケットについて何も心配することはないでしょう。

なかなか資金調達ができず、どうしても一時的に事業資金として使うとするならば、原価率をかけた金額だけは死守して残すべきです。

ではどうやって事業資金と分けるのか。私は、物理的に分けたほうがいいと思います。つまり可能であれば別の通帳へ。
そして、毎日とは言いませんが一週間毎や半月毎に、チケット金額(お店の実負担分)×人数分だけ通常使用する口座に移す。これで現金の流れはいつもの売り上げとかなり近い動きになると思います。手間と手数料は増えますが。

えっ?そこまで?帳簿上でいいのでは?っと思われるかもしれません。でも、私なら通帳を分けると思います。
いくつかの理由はありますが、現金残高を確認するたびに、「このうち○○万円は、いずれ来てくれるお客様のために取っておかないと。」っという計算と思案をしたくないから。そして、経理処理がわかりやすく楽になるからです。

では、お客側がやるべきことは?

まずこのチケットでの支援をされた方は、お得ということ以上に、
「今はなかなかお店には行けないけれど、いずれ必ず食べに行きます。」
というアツいメッセージを込めていると思います。そしてそのメッセージはお店にも届いていて、このチケットを使ってくれた人に「ありがとう!!」と伝えたい、そう思っているお店がほとんどじゃないかと思います。

だから、使わないという支援もあるのかもしれませんが、私は使うことこそが最もふさわしい支援であり、メッセージの交換になると思っています。

そのうえで、このコロナ禍で一番支援になるチケット利用法はなにか?
それは単純明快。事前に予約して、たくさん飲み食いすることです。

今、飲食店にとって大変なのは、明日どれくらい準備をすればいいのか、今までの経験が全く通用しない。ということです。
材料、仕込み、従業員。どれをとっても準備にコストがかかる。今まで以上に明日が見えないし、そして見たいと思っているでしょう。
そんなところに、簡単に協力できること。それが事前の予約です。

もちろんお店にとって、予約せずに来てもらって、ちょうど空いていた席が埋まる、これほどうれしいことはないでしょう。けれど、せっかく来ていただいたのに満席で断る、これも結構しんどいことだと思います。

私の建設業もそうですが、明日の仕事が半分でも決まっていれば本当に心理的に楽です。当日突発的な作業があるかもしれませんし、作業者を多めに配置して作業を楽に進めることもできます。明日が見通せることは、心理的にも経営するうえでもかなり重要な要素です。

そして、せっかくお得なチケットがあるのです。いつもなかなか頼めなかったメニューなどを冒険して、ちょっと気になる日本酒などを堪能して、いつも以上にたくさん飲み食いしてはいかがでしょうか。まあこの辺りは皆さんも同じ考えをしていることでしょう。待ちに待ったお気に入りのお店での飲食、野暮なことは言わずもがなですね。

以上、勝手に勝手に心配して、勝手にみんなに提案しているだけのブログでした。
私も先日2カ月ぶりにお店でお酒を飲みました。テイクアウト生活はしていましたし、それはそれで感動や恩恵がありました。でも、やっぱりお店で飲むお酒は美味しい!!
昔のような日常に少しずつ戻るために、チケットリターンとこのブログが少しでも役に立てれば幸いです。

ではまた。


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