ADHDの息子ハルの話し

「男の子は元気だから」
励ましのつもりでかけてくれるその言葉は、私には違和感しかなく、息子はこの世に産まれてすぐから他の子と比べると明らかに落ち着きがなかった。

かといって、ママ友なんかに「本当に悪ガキだね」と面と向かって言われると、"あなたにこの子の頑張りが分かるの?”と怒り半分、母親である自分をも否定された気持ちになり悲しみ半分で、3日間くらいは凹んだりした。

長年「ハルは賢いよ。何も心配ないよ」とことあるごとに声をかけてくれて、暖かく見守ってくれてた両親(ハルの祖父母)の言葉にも、時にはホッとしつつ、時には“実生活では心配事だらけなんだけど?!可愛がるだけならいくらでも言えるよ!”と反抗的な気持ちでいっぱいになることもあった。

ハルを育てて10数年。
育児としては折り返し地点。いろんなことがあった。


育児に悩む多くの母親に届くように。
「ADHDの男の子」がどんな困り事を持っていて、少しでもひねくれずに育つためにはどんな工夫が必要なのか、思い出しながら、少しずつ書いていこうと思う。

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