ダメリーマンのあがき#6『改めて出陣だ』
さーて、どこからとりかかるか
パソコン通信がだんだんとひろまってきた時、まだ通信速度は2キロbpsちょいだった。
※bpsはbits per second、1秒間に何bitという単位。1秒間に英数字なら2000文字、漢字は1000文字程度しかおくれなかった。
それが今や通信速度はメガの時代を越え、ギガの時代。昔にくらべたら速度は100万倍。文字どころか写真や動画がリアルタイムに送受信できる。
この通信速度の超ハイスピード化によって気がついたら当たり前になっていたソーシャルネットワークサービス(通称SNS)。インターネット上で気軽に情報交換ができる場所だ。
昔にくらべてえらく便利になったもんだ、などと感慨にふけっている暇はない。
この便利なサービスをつかって、セカンドビジネスにかんする情報発信をしてくれる人を見つけるのだ!
まったく知りあう機会がなかった人にむけて、とても簡単に情報発信でき、またその情報を簡単に検索してゲットできてしまうSNS。
だが、しかし。
わかるよ、SNSが何かくらいは。だけどね。若者には簡単なものでも、昭和のおっさんにとっては若干敷居が高いのですよ。
Facebookも、Twitterも、Instagramも。一応アカウントは作ってみた。でも活用の仕方が今イチわからない。
会社の後輩に、SNSの使い方を教えてくれなどとはクチがさけても言えない。おっさんのちっぽけなプライドが邪魔をする。
悶々としながらLINEを見る。おっさんご用達のツール、それがLINE。
LINEは元々オンラインゲームの会社が始めたチャットツールである。
かつてオンラインゲーマーだった自分は、LINEをはじまった当初から使っているんだからね!ふふふん!いや、それはどうでもいい。
「ん?なんだこの新機能は」
唐突に、古株LINEユーザーに天使が舞い降りた。
自分が50歳になるかならないか位の時に、LINEがありがたい機能を追加してくれた。それが「LINEオープンチャット」だ。
こ、これだ。これを使うしかない・・・。
無駄なプライドで右往左往していたSNSオンチのおっさんは、かろうじて使えていたLINEの新サービスに活路を見出すことになるのであった。