ダメリーマンのあがき#5 『おちつけ自分』

おい、そこのおっさん。

焦る気持ちはわかる。
だが、おまえはもう、湯水のように時間をかけて正解をさがしまわれるような歳じゃないのだ、と言いきかせる。

一体自分は何をしたいのか。そうだ。考えるな、感じろ。（by ブルース・リー）
いやいや違う違う、ちゃんと考えるんだ自分。このだいじな時間を、有意義に建設的につかうのだ。

あらためて精神統一。
これから自分がどうしたいのかを整理する。

1. 本業の仕事をこなし、

2. 家族との時間を円満に過ごし、

3. 自分の薄給を補いながら、

4. あわよくば一生出来る仕事をゲットする。

うん、まずベースラインはここだ。
あくまでも、ベースをたもってプラスワン。

とはいえ、切り札だった元上司カードをうしなった今、新たな情報の入手経路を探さねばならない。

自分の知らない情報を知る。知らない情報は知らないだれかが持っている。知らないだれかと簡単につながる手段・・・。

ふと、昔オンラインゲーム（通称ネトゲ）にハマっていた時、仲間のプレイヤーと連絡をとり、オフライン飲み会（実際会う飲み会）をやったら楽しかった記憶がよみがえった。

まったく知らないのによく知っている、感性の近いふしぎな人達と酒を酌み交わすという新鮮な体験だった。

そうか。ソーシャルネットワークで知らない人とつながって、セカンドビジネスにくわしい人を探して、その人に教えてもらおう。ナイスアイデア。

そしておっさんは、ＳＮＳという大海へとびこむ覚悟を決めたのであった。