ダメリーマンのあがき#11『千里の道も1歩から』
歩かねば棒に当たらん
今のセカンドビジネスに限界を感じてしまった。しかしだ。悩んでうずくまっているうちは何も進まない。
人とコンタクトするスキルは持っている。それなら、数多くの人達と交流しているうちに、自分が理想だと思えるビジネスを紹介してくれる、そんな人に出会えるかもしれない。
とにかく、ここで立ち止まっているかぎり、残っているのはとっても残念でこじんまりとした未来。言い訳して過ごす人生で終わるなんてまっぴらごめんだ。
さまざまなビジネスをやっている人にコンタクトし、ビジネスモデルを紹介してもらって、内容を吟味する毎日が始まった。
僕の感じる「ネットワークビジネスの2つのダメ」をどう解決しているかをヒアリングしてはがっかりし、
新しいビジネスをされている方に出会えた時には、根ほり葉ほりビジネスモデルを聞き、けっきょくがっかりした。
なかなか、2つのダメを解消するビジネスに出会えなかった。
その中、ある知らないビジネスを紹介したいという女性の方と出会った。
初期の買い込みなし、毎月自分の満足する1つの商品のみ購入していけばよいというビジネスモデルだった。
あれ、これは?何か光のようなものを感じた。
だが、いろいろとビジネス状況を聞いていくうち、女性から焦りのような印象を受けた。そのビジネスで扱っている商品が良いものであることは理解できるのだが、あまりにも販売実績が乏しいのだ。
販売実績の乏しさは、商品の信頼性と、ひいてはビジネスの将来性にも影響してしまう。彼女の焦りは、販売実績を上げるために仲間を増やしたい、という気持ちの現れだった。
あぁ、この仕組みで販売実績があれば。結果的にそのビジネスへの引っ越しは見送ることにした。
いや、どっかにある。あるに違いない。僕の2つのダメ(販売実績入れたら3つのダメ)を笑って解決してくれる、そんなビジネスが。
そして、僕はついに、同じ悩みを持ち、解決した人との出会いをすることになるのだった。