太陽の牙ダグラム 40th Anniversary
こんにちは「はるばる」です。
1981年に放送が開始されたTVアニメ「太陽の牙ダグラム」が2021年の今年、40周年を迎えました。
当時、破壊された主人公ロボットから始まるという衝撃の第一話は、子供心にも強烈なインパクトでした。
が、そんな第一話から始まったダグラムは、実質的な本編スタートといえる第二話より戦争ドキュメンタリーともいえる独自のリアルロボット路線スタートさせ、まだ子供だった自分にはあまりにも地味に見えたその展開に、数話で視聴を挫折したのでした。
しかし放送を見ていないにもかかわらず、当時タカラが発売していたプラモデルは定期的に買っていた記憶があります。なぜかといえば放送を見ていない子供の心をもワシ掴みにするこれがあったからです。
タカラが刊行していた「デュアルマガジン」です。
大河原邦夫先生のこのリアルタッチイラストのカッコよさ、また模型作例記事、機体解説など本編で楽しみたかった要素満載のこの雑誌こそが自分にとっての「ダグラム」でした。(実際そういう方は多いんじゃないでしょうか)
プラモデルメーカーであるタカラがさらに独自の模型誌まで発行していたというのは現在の模型シーンと比較すると本当に凄いことですが、当時の開発の方に話を伺うとやはり相当に「売れていた」ようです。
その証拠に登場ロボットであるコンバットアーマーの全種発売は当然として、アニメのプラモデルでは珍しいソフトスキン系などもかなりの数が発売されています。
そんな充実のラインナップにあっても残念ながらタカラからキット化されなかったアイテムもいくつかあります。そのうち「1/72 ネイティブダンサー」は2016年にマックスファクトリーからキット化されました。
そしてはるばるでもこちら「1/72 グランドサーチ」をレジンキット化しています。1/72グランドサーチは単独でのキット化は無かったのですが当時1/48のおまけとして同梱されていました。
こちらはダグラムシリーズ王道の1/72スケールなので、他の1/72コンバットアーマーシリーズと組み合わせて楽しむのがいいですね。
そしてまた別スケールのこちらもあります。
よりビックスケールでの立体化なので付属する「チコ」「ビリー」もリアルに再現されています。
また1/35はAFV系プラモデルの王道スケールなので、他の1/35キットから装備品パーツを持ってくるとまた雰囲気が出ますね。カナダ軍のAVGP辺りの雰囲気がなんだか似合う気がします。
レジンキットなので初めての方にはちょっとハードルが高いかもしれませんが、そんな方はぜひこちらの制作動画を参考にしてみてください。
ちなみに子供のころは挫折してしまった「太陽の牙ダグラム」ですが、大人になってから初めて全話観ました。本当に面白いアニメでした!植民惑星の独立運動を巡る政治のパワーゲーム、複雑な人間模様によって彩られるドラマ、大人になってようやくその素晴らしさを理解することができました。
まさに傑作でした。
その傑作アニメは40周年を迎えてまた色々な動きがあるようです。こちらも非常に楽しみです。
今回は40周年を迎えた「太陽の牙 ダグラム」のお話でした。
それではまた。
©SUNRISE