スケッチブックの日
9月21日
3月にmarumanスケッチブックとサクラクレパス12色を買った。
ぽつりぽつりと絵を描く。
スケッチブックを買ってみたものの、いざ真っ白な画用紙に挑もうとすると、変に力んでしまう。
結局、下書きのつもりでメモ用紙やコピー用紙に描いたものに色を塗ったりする。それで、色々な紙に描いてみるのも面白いという発見があった。
そして、サクラクレパスは深い。難しい。驚いている。
小さな子どもの頃に戻った気持ちで、グーで握ってガーッと塗る、そんなイメージでクレパスを選んだ。それはそれで楽しい。たまに動画を見たりして、クレパスを横にして薄く伸ばしたり、油絵のように重ねたり、技法も様々あることを知る。
画用紙も色々で、くすみカラーやパステルカラーの色画用紙を使うと、また違った面白さが出る。
真っ白な紙よりも、サラッと描けて気に入っている。描き方は、だいたい一発勝負の実験のようなことをしている。
この色に別の色を重ねたらどうなるか、やってみないと分からない。やってみて初めて一度きりの色合いが生まれる。かすれたりするのも、線が歪むのも「味」ということにしている。
クレパスは、白と灰色を思いのほか使った。今回は、紫と白を追加。
シンプルで小さめのスケッチブックと12色のサクラクレパスを選んだのは、最初の道具選びを張り切りすぎていつも失敗するからだ。あれもいいなこれも欲しいな、道具選びが楽しすぎるのが良くない。かなり前に、小さな顔彩セットを買ったが、使い方をマスターする前にどこかの奥底へ追いやられ、寝かせた上で引越しのときに捨ててしまった。
たった12色(と1色)だけれど、全部使い切れるだろうか。ぽつりぽつりと描いていって、いつか充分使ったなと思えたらいいのかも。
これからも、クレパスの柔らかな風合いを活かした絵を描いていきたい。