リラクゼーションの世界に無謀にも飛び込んだ理由の原点は30年以上前の患者様
詳しくはInstagramの記事を読んで頂ければと思いますが
看護師として最後に出来る事がマッサージだった
と言う話でした
完全看護の病院で
ご家族も高齢のご主人様だけ
毎日のお見舞いは困難な方でした
ナースコールを鳴らさせる事は看護師の恥
と教育を受け
いかに鳴らさないでいただけるか
患者様の状態と必要とされる事に心を砕き
先回りしてケアにあたる
そんな事が出来るとても素晴らしい環境でした
そんな病院でも
患者様の容態によっては次第に出来る事が何も無くなっていく事があります
また
直近で勤めていた訪問看護でも
残念ながら出来る事が少ないケースはありました
そんな中
時と場合によってはマッサージはとても有効でした
しかし
看護師がマッサージをする
と言うことは
看護師の間でも賛否両論ありました
医師の指示がなくとも
リラクゼーション目的
またはコミュニケーション目的での
マッサージは可能です
ですが
範囲や力加減やタイミングについて明確な基準がなく
個人の技術や裁量に頼るものを提供する場合には
チームとしてのコンセンサスが得られないとなかなか難しいものです
不安や不眠の解消にも
マッサージは有効で
実際に提供してとても良い効果が得られたケースもありました
反面
チームメンバーが全員いつも同じ技術を提供出来るかと言えば
困難な面もありましたし
そもそもその手段は看護師がやるべき事ではない
と言う意見もありました…
これをお読みの皆様の中にも
疲れが溜まった時に
マッサージやエステで癒された経験がある方がおられる事でしょう
私もその恩恵を受けまくっていた1人です
それがなくては仕事を継続出来ない
ぐらいに
助けられていた経験があります
体調だけではなく
メンタル面においても大きく作用していたと思います
ですので
いつかはこんな素晴らしい技を
自分でも誰かに提供したい
と
いつの頃からか漠然と思っていた自分がいました
今
細々とですが
その時の思いを実現出来ていて
とても幸せです
やればやるほど
まだまだ奥が深く
学ばなければ
と思う事がどんどん出て来ます
今年もひとつひとつ丁寧に
コツコツと取り組み
1人でも多くの方に
心地よいひとときと
何かの手助けが出来れば
こんなに幸せな事はありません
今年もどうぞ宜しくお願い致します