山梨県のサウナ① CAMP&SAUNA 3set 2/2
テントサウナに入って、桂川に流されて、整い椅子で心地よくなって。
ロウリュの蒸し暑さ加減が、桂川の冷たさが、回数を追うごとに恋しくなっていく。
お昼前に到着してから、ゆっくりと時間をかけてこれらを繰り返すことで、無理なく、心地よく、夜を迎える。
そんなに時間、経っていたのだな。日が暮れていくのを眺めながら、そんなことを思った。
ここでは、夜になると暖色の豆ライトを付けてくれる。
森の中の暖色の電球。こんなにも相性がいいのだな。
そして、お腹も空いてきた頃、BBQに取り掛かる。
その前に、まずは、ビールを開ける。
桂川の音、風に揺らぐ木の葉の音、そして整いの中の、ビールの音。
淀みがなくなった体の中に、ビールの音と液体が流れ込んでくる。
薪の火がうまい具合に炭に移った頃、買ってきた海鮮やら肉やらを焼く。
灯りの少ないこの場所では、炭火の色も鮮やかに感じる。
目から入る心地よさが後を押して、美味しさを増す。
程よくお腹も満たされた後、薪を焚べて、より景色に色をつける。
焚き火の音と匂いが、また一層ビールを美味しくする。
山梨のクラフトビール、美味しい。今日飲んでいるものは、少しフルーティだ。それもなんだか山梨らしいのかな、なんて思ったりもした。
そうしている時間は、きっと長かったのだろう。でも、とても短かった。
そして、締めのカップラーメン。シーフード味。
こうして食べるカップラーメンが、きっと、1番美味しい。
そんな満たされた心地を持って、眠りについた。
翌朝、山の朝の空気。
少し淡い色合いに見えるこの場所。
まずは、コーヒーを淹れる。香りがいつもよりも強い気がした。味もいつもより、鮮明な気がした。
いつも飲んでいるはずの、ドリップコーヒーなのに。
少し、ぼうっと、朝の時間を味わって、そして、朝サウナ。
最近では銭湯だって朝は開いてないところが多い。
朝のサウナのこの感覚も、きっとここだからこその味わいなのだろう。
まだ目覚めきっていない頭が、サウナの温度でまた少し起きてくる。ロウリュの音が眠たい体に入ってきて、包まれる暑さに体が気がつく。
テントサウナの狭さでは、瞬間的に、ロウリュによる蒸気が満たす。
朝一番でも汗が流れる。
そして、昨日にも増して朝の桂川の冷たさが染みる。
頭がすっと目を覚めていく感覚が分かる。
これも、とても、心地がいい。
そうして隅々まで満喫したこの場所を名残惜しく立つ。
レンタル品をしっかりと洗浄してから、シャワーを浴びる。3setでは、簡易シャワーも提供してくれているので、体を綺麗にして、車に乗り込める。
そんな時には、もうお昼前になっていた。
せっかくならと、この地域の名物をと、ほど近くにある、吉田うどんを食べた。
お値打ちな価格なのに、ボリュームも味も、申し分なかった。
そうして、満たされた心で、帰路に着く。
さて、また…。
帰りはまた、富士五湖自動車道に乗る。
自動運転では、速度を一定にしてくれて、前の車両との車間距離も、きちんと取ってくれる。だから、本当に大事なところや危険予測に注意をしっかりと払うことができる。そこが、私は気に入っている。
もう一つ私は気に入っていることがある。サウナ後の、高速道路。不思議にも、心地がいいのだ。。
CAMP&SAUNA 3set
低価格で、テントサウナの時間制限なし。
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