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AIボーカル曲 #1
以前作っていた歌詞なしの1番だけの曲、まあ作りかけみたいなものですが…、を発見しましたので、せっかくならAIボーカルをつけてみたいなと思いまして。。
それで、友人にアカペラを録音させてもらって、それを元にAIボーカル曲としてまとめてみました。
まずは完成品です。
ではでは、どういう過程で完成品ができたのか、書いていこうかなって思います。
元の曲はこんな感じのワンコーラスになります。ボーカルメロディはエレクトロピアノが弾いています。
このままでは歌詞がないので、歌詞をつけます。
Chat GPTに以下の入力をしてみました。
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私は今、バラード調の優しい綺麗な曲を製作中で、メロディに歌詞をつけるステップです。あなたはベテランの有名作詞家です。そこで、曲の構成とメロディの文字数、歌詞の内容を以下に示すので、それにあった作詞をしてください。
注意点は、
・命令口調にはしない
・スラングは使わない
・文字数は7文字以外の箇所は大体の文字数で、7文字指定の箇所は必ず7文字にすること
・恋の歌詞にしない
です。
#歌詞の内容
冬の温かい歌詞、日本語の歌詞、女性の口調、綺麗な響きの歌詞、自分の内面と向き合う歌詞、にすることです。
主人公の女性は、内気で気が弱く、なかなか自分から足を踏み出すことができず、でも頑張ろうとしてまた歩き始めようとしている状況です。
#曲の構成とメロディの文字数
Aメロ8小節で、メロディは約17字+約19字
Bメロ8小節で、メロディは約15字+約14字
サビ1は8小節で、メロディは約13字+約14字
サビ2は8小節で、メロディは約14字+7字
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1回の回答ではイマイチな感じがしたので、やり取りを何度か重ねて、言葉を修正して、以下に落ち着きました。
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Aメロ
白い息が 空に消えてゆく朝に (17字)
私を 包むコート ああ 暖かいな (19字)
Bメロ
不意に揺らぎ出す 雪のシルエット (15字)
冬の深まりを告げるように (14字)
サビ1
静かな季節の中でほら (13字)
ポケットの手 もう一度握って (14字)
サビ2
小さな幸せを探すの (14字)
少し歩き出す (7字)
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この歌詞でOKとします。
続いて、musicfyというツールを使います。こちらは、音声を変換するAIツールになります。
Musicfyが持っているボイスサンプルを使用することもできますが、今回の私のように自分でカスタムしたオリジナル音声を作るためには、有料プランに加入しないといけないんです。。
1番お手軽なのは、1500円/月くらいです。
こちらがHome画面なのですが、左上のMy Voiceという項目をクリックすると、AIボーカルを作れる画面に遷移します。
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この画面のUpload Audioから、友人のアカペラ音源をアップロード、他の項目はまあこちょこちょっと設定して、Train Modelボタンを押し、その後2hくらい待つと、友人AIボーカルが出来上がります。
何とも簡単に音声が作れてしまうのです…。すごいですよね。。
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ボーカル音声が作成完了したら、Home画面からConvert Voiceという項目をクリックします。
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するとAIカバー曲作成画面が開くので、Select a voiceには作成したボーカルを選択、Upload Audioにはボーカルを変えたい音源(今回は歌詞のついたボーカルアカペラ音源)をアップロードします。
残りの項目は、特に設定しなくていいのですが、気が向いたらいい感じに設定します笑
あとは下部にあるGenerateボタンをクリックするだけです。
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ここでは数分待つことで、音声が変更されたボーカルアカペラ音源が出来上がります!
それをダウンロードしました。
次に、ダウンロードした音声ファイルを、元々の楽曲を制作していたCUBASEという、楽曲編集ソフトに取り込みました。
こちらは話しだすと、とっても長くなるので、今回はなんかごちゃごちゃしてるな、くらいで眺めてもらえれば。。
下の写真は、今回のAIボーカルファイルを1番上に取り込みましたよって画面になってます。
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これを音楽ファイル(mp3とかです)としてエクスポートするとAIボーカル曲の完成です。
こちらが完成版のAIボーカル楽曲です。
今回使用したMusicfyというツールをいろいろと試してみたところ、ボーカルの声は差し替えられるんですけれど、歌い方とか、裏声を使うタイミングとか、正確なテンポに対して前ノリ後ろノリとか、は元の歌い方に引っ張られる感じになるようです。
あくまで音声を変えるAIツールであって、歌い方まで変える(今回だと、私の友人の歌い方にする)わけではないよ、という感覚を持っていると、適切にMusicfyを使いこなせることに近づくんじゃなかろうかと思います^ ^
ではでは。