プラティとのお別れ
先日、プラティという熱帯魚が亡くなりました。アクアショップで一目惚れをして飼育してから1年。通常のプラティより背びれが長い子でした。
飼った当初、ハニードワーフグラミーによく追われたり、混泳可能だった別のグラミーが縄張りを作っており、縄張りに入ると尻尾を齧られて威嚇されるなどがあり、心配して水草のレイアウトを試行錯誤を繰り返し配置し続け上手く魚たちが平和に暮らせるようにしてきました。(グラミー系は同種とよく争うことはありますが多種はあまり襲わない品種でした。)時には私の失態でバクテリア大量死事件を引き起こし水質が不安定になったことがあるけれど、たくましく生き残っていました。あれから水質にはかなり気をつけています。
非常に温厚で人なつこいプラティで、エサをやると一番最初に寄ってくる愛らしさがありました。又、水草に生えてしまうコケもバードキスのようにツンツン食べてくれる頼もしい一匹として大切に飼育していました。
好きな音楽をかけて水槽を眺めるのが幸せで、リモート会議で退屈になってしまい待ち時間が伸びると水槽を眺める日々で、心の安らぎです。
しかし先々週から泳ぎ方が弱そうで、そろそろ寿命かなとは勘付いていました。アクアショップで何年かは生きているはずで、大体寿命は2〜3年なので、短命です。
ヒドジョウのうなぎと仲が良さそうな光景もしばしば。
今週末、とうとうお別れの時がやってきました。石の間に身を潜めるように泳いでいたのでさようならが近いと思いました。
当日、整体に行き帰りに新宿でスパゲッティを食べて帰ってきたら、もうプラティの呼吸は浅くなっており、水底で沈むような形でなんとか生きていました。あと何時間かしたらまもなくお別れです。お魚も大切な家族の為、見守りました。夕飯を食べる為に少し水槽がある自室から離れて、食後に自室に戻ったら息を引き取っていました。私は水槽の前で涙が止まらなくなってしまいました。それを察したのかはわかりませんが、ヒドジョウのうなぎが死んでしまったプラティを何度も尻尾で起こしてくれましたが横たわるプラティ。
私は網でプラティを掬って、ティッシュに包んで黙祷をし、お線香を添えて処分しました。
翌日、故・プラティを描いてみました。
今まで楽しませていただき、ありがとうございましたプラティさん。
水槽が一気に寂しく見えました。魚たちを眺めながらMoodymannレーベルのMahogany Musicをかけてまた水槽を眺めています。
悲しさと同時に思ったのが、精神障害が私にはあるので感情が正常でない期間が長い為、悲しい時に涙を流せない人間なんじゃないかと思っていたのですが流せる人間だとわかったので良かったです。
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