
キャラクターとライセンス <27>ライセンスの活用
前回の続きです。
ライセンシーになっていないメーカーさんに求めること。
OEM専門の製造メーカーさん、専門メーカーさん、ライセンシーになっていない企業さんたくさんあると思うけど、キャラクターやブランドのライセンスをもっと考えませんか?
例えば、包丁の専門メーカさんは、昔から職人技を看板にして、よく切れる刃物を作っていると思いますが、売り上げをあげることに関して興味があるのなら、何か刃物と相性が良いキャラクターなどライセンスされてはどうかと・・。
ゾリンゲンとかライセンス受けてるところもあるけど、それは同じ刃物の世界のブランド拝借(?)、もしくはフランチャイズ的なのかな?
(違ったらごめんなさい!)
もしかしたら、農家も、日本中たくさんあるけど、野菜果物に優劣がなく、価格競争で困っているなら、キャラクターを使ったブランドづくりを考えてはいかがでしょうかね?
最近は特にスーパーなどに直売してたりするから、売り場での差異化を考えるといいかと思いますよ。
なぜ、このように勧めるかというと、最近の小売の現場が面白くないのですよ。
どれを見ても同じような商品が並んでいるだけで、「安いですよ〜」「新しいですよ〜」「いい性能ですよ〜」と謳っているだけで、今の世の中、安くていいものはたくさんあるけど、生活を楽しくする工夫が足りていないのですよ。私から見るとね。
商品にキャラクターを、ただ、貼り付けて売れということではないですよ!!
商品にぴったりの(といってもピッタリすぎちゃダメ)、出会った瞬間に、「使わないかもしれないけど、欲しい!」「今買わないと無くなったら後悔する!」と思わせる、キャラクターであり、デザインが必要なんですけど。
これができたら、売り上げはもっと伸びると思うんですけどね。
明治時代や昭和初期から3代4代続いている老舗の商店の、最近の若い後継が、伝統の商品を現代風にデザインしたり、カフェにしたり・・ってあるじゃないですか。
そういう若い後継いないところも、恐れずトライすることが、今は必要だと思いますよ!!
お酒なんかも、みんなレモン推しの酎ハイみたいのばっかりで、初めて試して見ようと思っても、「売り」部分がおんなじで選べない。
可愛いキャラクターのついたものがあったらいいと思うよ。「○○ちゃんの酎ハイ」なんてね。
実際は色々あって難しいとは思うけど。

要するに、商品多すぎ、売り場がカオス、面白くない、楽しくない・・のですよ!
阿佐ヶ谷とか中野、渋谷などのキャラクターがあふれた雑貨屋さんに行ったことがありますか?楽しくて仕方ないでしょ?
そういうことなんです。
キリがないのでここらへんで・・
つづく