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新居建てるよ!<39>

新しい家を創るということ

作るではなくて創る・・
つまり、建設ではなくて建築ということ。

誰かのnoteで読んだのだけれど、新しい家を建てるときに、施主はおよそ6000ものことを決めなくてはならないという。

例えばドアを一つ作るときに、ドアは開き戸にするのか引き戸にするのか、木製ドアか、窓をつけるか、取っ手はどういうカタチにするか、鍵はつけるのか、天井までの大きなドアにするか、色はどうするか・・
と、これだけのことを家中のドアで考えなければならない。

同じように、壁はどうする、天井はどうする、屋根の形はどうする、部屋の数はいくつにする、トイレは?、脱衣所は?洗面は?キッチンは?・・
それぞれの金額も考慮しなくちゃいけない。

確かに6000くらいは色々決断をしなければならないね。

一生に1回か、2回、多くて3回、家を建てるかもしれないけど、ほぼ毎回初体験になるはず。
だって、家は普通20年は最低使い続けるだろうし、前のことはきっと忘れている。
20年も経てば、家を建てる法律、技術、断熱方法、素材など変わっているはずだし、最新のムーブメントがあればなにか必ず利点があるから取り入れたほうがいいだろから。

ということで、施主はとても悩むし、とてもエネルギーを使う。

でも、そういったことは新しい理想の住まいを創る過程はとてもワクワクするし、夢が膨らむから、辛いことではないよね。

そういう事ができない人、やりたくない人は建売の戸建てを買えばいい。

建築家はどうだろう?

こういった施主を複数抱えているはずで、そうでなくちゃ仕事にならないと思う。

そうなると、その6000のことを施主の数だけ乗算しなけりゃならない。
しかも施主の好みは色々で、それぞれ要望を聞かなくちゃならない。
そして、施主へのヒアリングから始まって、その施主の立場に立っていろいろ考えて提案しなけりゃならないんだ。
とても大変な仕事だよね。

でも建築家は施主の家を建てて、20年もの間、そこに存在するから、きっと自分の子供をたくさん産み続けているような感じなんじゃないかと勝手に思っている。

自分の子供みたいだから可愛いだろうし、誇りを持てるんだろうね。

だから、私もいいものを創るために言いたいこと(要望)はいうし、できるだけ理想に近づけたいと思っているよ。

いま計画中の私達(私と息子)はともにデザイナーなので、お願いしている建築士はとてもプレッシャーを感じていると言っているのですよ。

デザイナーだからこだわりが強いと感じているのか、試されていると感じているのかわからないけど、私達は建築に関してはやはり素人で、あまり良くわかっていないから、他の施主と同じだからね・・

最新のいいなと思うイメージをパース風に作ってみた
天井は面倒だったので床と同じになっているけど別の素材イメージを持っている


つづく

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