#16 みんなと好みが合わないだけで生きづらい世の中
私はみんながやってるものに興味なかったり、みんなが好きなものが苦手だったりすることがままある。
そして、ほかの人と共感できないだけで、あの子浮いてる、って思われてるんじゃないかと思って生きづらさを感じている。
たとえばインスタ。
去年までずっとやってなくて、大学の友達に言われてインストールしたけど結局発信しないし、それまでの友達とは繋がってないからフォロワーも30人くらいで存在している意味がなさそうなアカウント。
好きなYouTuberとかの投稿見れるから消してないけど、正直友人たちとのつながりってところではまあなくてもいいかな、と思ってしまった。
だって仲良い人とはふつうにLINEとか電話とか手紙とかでやりとりしてるし。
それより、個人的な、プライベートな写真を撮ってわざわざ特定の誰かでない友達に見せようとする行為に抵抗がある。
私は、なにか写真を撮るときはインスタあげよーじゃなくて、〇〇ちゃんに見せよーとか、〇〇さんに送ろーみたいな感じで撮るから。
たとえばディズニー。
みんなディズニー好きだよね。でも私はあんまり好きじゃない。
嫌いではないし、苦手とまで言うほどでもないかもしれない。
でも正直、ディズニーいくとかディズニー映画見ることよりも、他に好きなこととかテンション上がるものはいっぱいある。
だからディズニー最高みたいなノリが苦手。
だってディズニーが最高と思ってない私がおかしいみたいじゃん。
私からしたらディズニーは確かに楽しいけど、そんなにはしゃぐようなものでもなくない？って思うから。
たとえば芸能や音楽。
私は最近流行りの俳優とか、最近流行りの曲とかまったく知らない。そして興味もない。
家にテレビはないし、スマホにSpotifyは入ってない。
ほんとうにわからないから、なにか話題になったときに誰それ？なんの曲？ってなって大抵驚かれる。
でも、ほんとに興味ないんだもん、しょうがないよね。
周りの人間と会話を合わせるためにテレビを見たり音楽を聴こうとも思えないし。
たしかに、どこかで出会って「あ、なんかいいな」って思えた芸能人とか、音楽とかはちょっと調べたりすることもある。
でも、あんまりどはまりしたことはない。
私はオタク気質だけど、ああいうエンタメ系のオタクにはなれないみたいだ。
どちらかというと自分でなにかつくりたいほうのクリエイティブ系のオタクだから。
こんなにだらだらと文章を書いている時点で察せられるものがある。
一昨年くらいに鬼滅の刃にはまった。今もとても好きなアニメ。
私はふだんアニメは見ないけど、友達にごり押しされて見てみたらどはまりした。
鬼滅の刃にはまってから、鬼滅おもしろい！以外にも思ったことがある。
世間で人気なものを好きになるって、こんなに生きやすいんだなと。
鬼滅の刃にはまってからは、大学でも、新しいアルバイト先でも、もともと仲良くしてた友達とも鬼滅の話で盛りあがった。楽しかった。
べつに、今を時めくようなコンテンツを楽しめなくても何も問題ない。
私は、SNSはずっとYouTubeを見ているし、絵を描いたり文章を書いたりしていて(でも恥ずかしいからあんまり友達には見せてなくて)、美術館や博物館に行くことが好きで、宗教的なものに興味があってお寺や教会に出かけることもあって、社会の問題とか政治の話について考えたり話し合ったりすることも好きで、お花が好きだからよくお花屋さんに行く。
ここまで書いて改めて自分でも思ったけど、やっぱり私はちょっとだけ世間ずれしている。
YouTubeは見ているチャンネルにもよるかもしれないけど、それ以外のことは勢いよく話に乗ってくれる人は多くないだろう。
そしてもちろん、悪いことじゃない。それはわかりきっている。
でも、やっぱり、ディズニーが好きだったり、有名な俳優のファンだったり、最近人気のお笑い芸人を知っていたり、有名なアーティストのライブにいったり、そういうことをインスタに抵抗なくあげられる人のほうが生きやすいと思う。
だって、同じ話題で盛りあがれる人がものすごい多いから。
いつもはほとんど趣味の話ができない私が、鬼滅の刃にはまってその感覚を体験したから、それがどれだけ生きやすいことかよくわかってる。
なにより嫌なのは、みんなが好きなものを好きな人たちが、私みたいな人間を哀れんだりしていないかということ。
え、この人知らないの？
え、インスタやってないの？
こういう反応をされたとき、彼らは心の中で私のことをどう思ってるのかな、
哀れんだり、気味悪がったりしてるのかな、
そういうことを気にしてしまって
生きづらいなあ、と感じている。
深刻な悩み、というほどでもないけど、私みたいにこうやって悩んでる人がいたら心打ち解けて話し合いたいなあ、と思う。
たぶん、お互いの趣味趣向は合わないんだろうけど（笑）
今日は長くなりすぎた。
深刻な悩みじゃないと言いつつも、気持ち重めで悩んでいたのかもしれない。
今日はもう寝よう。
いつの日かこの気にしいから解放される日が来ることを願って。
おやすみなさい。