牛乳が飲めない闘い

7月下旬。外回り先のお客さまの家にはエアコンがついていなかった。スーツは汗だらけ。資料に自分の汗を落とさないように必死にハンカチで押さえていた。

気を利かせてくれたのかご家族の方が冷たい飲み物を持ってきてくれた。
並々に注いだ冷たい牛乳。

ご家族の方が持ってきてくれたとき『カルピスであってほしい』と願った。
今日は暑いでしょう、カルピスにするか悩んだんだけどちょうど牛乳が冷えていたから。
訪問先で初めて涙目になりながら飲み切った。
暑い日に冷たい飲み物を出してくれたお客さまの気持ちは感謝してるけど私、牛乳飲めないんです…

2歳までは牛乳が大好きだったらしい。
ある日突然牛乳が飲めなくなったと母から聞いた。
無理矢理飲ませようとした母に『いや!!』と言って牛乳を投げつけたらしい。

牛乳が飲めない理由はにおいが苦手。
コップや瓶から直飲みが出来ない。
逆に紙パック、ストローで飲むタイプはにおいを感じにくいので美味しく飲める。
小中学校の給食は紙パック、ストロータイプだったので本当に助かった。

においを感じないものであれば牛乳の加工品も大丈夫。むしろチーズもヨーグルトもアイスも大好き。
温泉上がりのコーヒー牛乳も大好き。

そんなある日またもや試練が。
アイスやカフェオレ、コーヒーに入れるフレッシュミルクで蕁麻疹のような症状が出るようになってしまった。
アレルギー検査をしたけど牛乳にはアレルギー反応は見られなかった。

蕁麻疹が出るときと出ないときがあるから困る。
一番困ったのはフレッシュミルクをワンカップ入れたコーヒーを飲んだだけで全身が痒くて堪らなかったこと。

牛乳との戦いは続く。

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