"組織に所属するトラウマ"と、対峙すること
私は、小学生の時に1度と、中学生の時に1度、いわゆる"いじめ"に遭ったことがある。
今思えば、私はあの頃から"組織に所属するトラウマ"を抱えることになったんだと思う。
社会人になって、いつまでも自分に自信が持てない一番の理由…
以前までは、母親との関係が原因だと思っていた。
だけど母と対話し、母子関係が大きく改善しつつある今、改めて気付いた。
私が社会人として、対人関係の築き方にいつまでも自信が持てない理由は、いじめられたことのトラウマなんだ。と。
だから改めてこのトラウマについて、noteに書いてみようと思う。
・小学生の時のいじめ
小学生の時は、なぜいじめられたのか…結局、理由はわからなかった。
グループの中心だった女の子の、気まぐれだったのだろうか?
昨日まで普通に遊んでいた、仲良しグループの友達全員から、ある日突然冷たくされた。
当時は親に心配を掛けたくない一心で、家ではひた隠しにしていた。
中でも一番辛かったのは、週に一度のタップダンスのお稽古に通う時だった。
いつも仲良しグループの友達の家へ、登校前に立ち寄って、タップダンスの靴を預けていた。(彼女の家が、お稽古の会場とすぐ近くだったからだ。)
それまでは一緒に登校していたのに、私は靴を預けた後に1人で登校することになった。
靴を預ける時の、気まずさ。
もちろんお稽古中も、全然楽しくなかった。
それでもお稽古を休んだら、母親に理由を話さなきゃいけない。母親を悲しませたくない。
その一心だった。
そんないじめもある日を境に、ぴったりと止むことになる。
何事も無かったかのように、卒業まで仲良く過ごしたが、残念ながら今では誰とも連絡を取っていない。そんなもんだ。
・中学生の時のいじめ
この時のいじめは、私にも明確な非があった。
一言で言えば、一部の女子に人気のあった先輩と付き合ったことだ。(こう言うとリア充自慢みたいだけど、この先輩とは気まずくてすぐ別れてしまった。)
もちろん付き合ったことがきっかけではあったけど、それまでの私の気の強さや諸々の要因もあったようで…
当時、仲の良かった友人が、私の性格の改善ポイントを指摘してくれたことを今でも覚えている。(彼女には、感謝してもしきれない。中学生で友達の改善点を指摘する勇気はすごい。)
この時のいじめはシンプルで、「無視する」という行為のみだった。
それにシカトして来たのは他のクラスの女子だったので、同じクラスの仲が良い友人は変わらず接してくれたのが救いだった。
だけど…
今思えば、学校社会という組織の中で2度も挫折した経験が、私の心の奥底でトラウマになっていたのだった。
・社会人になって、"組織に所属するトラウマ"と対峙することになった
大学を卒業後、会社員として社会に出ることになった私は、"組織に所属するトラウマ"と対峙することになる。
顧客に電話一本かけること、メールを一本送ること、上司や先輩に仕事の進め方について相談すること・・・
些細なこと一つ一つに、自信が無かった。
そんな私にあらゆるアドバイスをいただくことになるのだけれど、別部署の人からは時に理不尽なことを言われることもあった。
どこからどこまでが社会人としてのビジネスマナーで、どの部分が"企業文化"と言われるものなのか…
新卒で入社した私には、知る由もなかった。
そして、あちらを立てればこちらが立たず…なんて状況は日常茶飯事で、根回しや調整に奔走していた。
それでも思うようにプロジェクトは進まない。
「これは全て、私のコミュニケーション能力の無さから来ることなんだ…」
会社員として、社会人としての自信は、すっかりなくなってしまっていた。
「やっぱり私は、組織に所属することには向いてないのかもしれない…(だからあの時も、いじめられたんだ)」
自分はコミュ障で、社会不適合者なんじゃないか、とずっと不安で仕方なかった。
それでも何とか踏ん張って勤め続けて、気づいたら10年目。
自分なりに携われる業務の幅は広がってきていたように感じていたし、同僚の人にも「ちゃんとお仕事してるんだから、自信を持ってやっていんだよ」と言ってもらうこともあった。
それでもやっぱり仕事に関しての「自己肯定感」は、いつまで経っても育たなかった。
・新卒から勤め続けた会社を飛び出して、気づいたこと
もしかして、もしかすると、今いる環境が良くないのでは・・・?
そんな風に違和感を感じた私は、転職活動をゆるく始めることにした。
そして有難いことに、新たな会社にオファーをいただけることになった。
私がその会社で評価されたこと・・・それは、
"コミュニケーション能力が高い"こと。
ずっと背負っていた重荷が、ふっと軽くなった気がした。
「私はもう、"組織に所属するトラウマ"に怯えなくていいんだ。」と。
仕事でもプライベートでも同じで、相手と自分の価値観の違いを理解し、尊重し、両者にとってのベストを模索すること。
今まで苦手だと思っていた分、私は他人とのコミュニケーションのことを人より多く考え、試行錯誤してきたのかもしれない。
これからはもう、"組織に所属するトラウマ"が顔を出すことは、きっとない。
あったとしても、きっともう大丈夫。
新しい環境で、自分らしく、もっと仕事を楽しんでいこうと思う。
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