中野は私的気になる街ランキング赤丸急上昇中

1月24日
5:30起床。
昨日2時半過ぎに寝たので、睡眠時間はもちろん足りていない。責任感だけで起きた私は今月一番偉いと思う。ズゾゾッと茶漬けをすすり、手早く身支度をして家を出た。

久しぶりに通勤時間帯の電車に乗り、人口が満ち満ちて濁った空気と、10数駅乗るのに座れない残念感に辟易しながらも本日勤務するホテルに到着。今日は慣れているクローク業務なので、仕事自体はそこまで苦ではない。
また例の如く大学4年生だと偽り、女子高生や大学生たちとキャッキャ喋りながら6時間働いた。最後の1時間なんて、ほぼ雑談しながら裏紙メモを作る作業をしていた。あの1時間で1300円もらえているのなら儲けものである。

15時過ぎにバイトを上がり、次に向かったのは中野。夕方からライブの手伝いをするのだ。そう、バイトのはしご。今にも負けないくらい金がなかった大学生の頃よくやっていた。今回も月末でカツカツなのと、週末に新年会があるのでその費用の足しにするため、今日は1日働き回ることを心に決めた次第だ。
前の現場から直接移動し、思ったより早く着いてしまった。さらに、ひと仕事終えた後で空腹である。腹が減ってはなんとやら。ということで、私は中野駅北口にて何か食べようと考えた。

中野は不思議な町である。JRの駅の作りはそこそこ古く、改札を出ると賑やかな商店街が目に入ってくる、なんだか懐かしい町。知らないはずなのに地元感がある。天井の高いアーケード。汚めなのに人が集まるうどん屋。行列の絶えないおやき屋。魅力的なものばかりだ。それらを横目に、私は駅前のケンタッキーフライドチキンに入店した。先日ケータリングで1万円分くらい購入し、ポイントがつきすぎた挙句、一気にゴールド会員になって専用のお得クーポンをもらった結果の判断である。これだけ魅力溢れる店がありながら、自宅の最寄駅にもあるチェーン店を選ぶという、もはや英断。大して見栄えの良くないカップルが互いの手相を見せ合いっこしている様子を眺めながら、お値引きされたオリジナルチキンとビスケットを頬張った。

ジンジャーエールを啜ったり、本を読んだりしながら1時間ほど時間を潰し、劇場に入った。
今日は音響とがなり担当。ちなみに、『がなり』とはお笑いライブ等で、援助が出てくる前にその人たちのコンビ名を叫ぶことを指す。がなり声が由来しているとかしていないとか。
あがり症の私にとって、人前で大きな声を出すのはいささか不安案件だったが、マイクもある上、パーテーションの裏に隠れ、お客様に顔を見られずにできるというので引き受けた。
これが自分でも驚くほどよく声が出た。匿名性の勝利!内弁慶バンザイ!
自分への褒美に、セブンイレブン限定で販売しているティラミスアイスを買って帰った。美味。

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