第98回箱根駅伝予選会予想

こんにちは、ほるみんです。

前回の出雲駅伝予想記事は、予想通りだいぶハズレましたね(・_・;)

・東京国際大は想定通りのオーダーを組めて、全員が実力を発揮出来て見事初出場で初優勝。
・東洋大は世代トップのスーパールーキー石田選手が5区区間賞で、後ろに差をつけながら一気に上位進出、3位フィニッシュ
・駒大は鈴木選手が使えず、さらに田澤選手以外全体的に精彩を欠き、8位で最終区にタスキリレーする波乱
・早大は東洋大石田選手と並ぶスーパールーキー伊藤選手が同じ5区を走ったものの、伸びず後半失速
・順大は安定感の塊で常に上位~中位キープのはずが、3区でエース格の野村選手が大幅に順位を落とす誤算
・東海大は終始10位前後でレースを進める展開になり、ここ2年間での戦力ダウンが予想外に深刻な様子

あとは東北大院2年生の理系ランナー、松浦選手が関東勢に割って入って1区を4位で駆け抜けたのが素晴らしかったですね。実力者ですがそこまで走るとは思いませんでした。

さて、気が付けば箱根駅伝予選会まであと2日になりました。

関東の大学で出雲駅伝に出場出来るのは、「前回大会の出雲駅伝で3位以内に入った大学+正月の箱根駅伝の10位以内に入った大学」なので、出雲駅伝を走った大学が約2週間後に箱根駅伝予選会を走ることは基本的にありません
出雲駅伝で3位以内に入れる力があるなら、3か月後の箱根駅伝で11位以下になることはそうないですからね。


私が知っている範囲でも、同じ年に出雲駅伝と箱根駅伝予選会を走ったのは

1.2009年出雲駅伝優勝⇒2010年箱根駅伝15位の日本大学
2.2012年出雲駅伝3位⇒2013年箱根駅伝途中棄権の中央大学

この2例と、第19回出雲駅伝不出場、翌年の箱根駅伝もシード落ちで本来出場権はないものの、過去に出雲駅伝で優勝経験があるということで第20回の記念大会に大東文化大が特別参加したことがあったくらいだと思います。(他に例があったらゴメンナサイ)

というわけで出雲駅伝とは全く違う大学が箱根駅伝の予選会に出場します。

さて本題。箱根駅伝予選会の通過大学、順位予想です。

今回は41チームが10個の枠を争います。
上位通過大学はある程度予想出来ますが、10大学くらいが同じような戦力なのでそこがどうなるかという所ですね。

大まかな予想としては、

トップ通過候補:明大>中大>中央学大
上位通過候補:国士大>法大>日体大>神大>拓大
当落線上:城西大≒山学大≒上武大>駿河台大>専大≒麗澤大

1.明大

今年の箱根駅伝の優勝候補に挙げられながらも、序盤の出遅れが響いてまさかのシード落ちとなった明大。戦力は今年も充実しており、予選会トップ通過の最右翼です。
戦力の分厚さは随一。鈴木選手、手嶋選手、櫛田選手は確実に上位で走ってタイムを稼ぎ、その他の選手も100位以内で走る力は十分。
主力の富田選手が走れないのは誤算ですが、それでも中大と並んでトップ通過候補です。

2.中大

今年の箱根駅伝の上位候補ながらも序盤の出遅れでシード落ち、今年も戦力充実、という点では明大と変わらないです。
去年5000mで10代の日本記録を叩き出した吉居選手が今年ほとんどレースを走っておらず、今回の予選会を走れるかどうか。
こちらは明大と違ってエースがタイムを稼ぐというよりは、安定感のある選手がズラっと揃っている印象。総合力で明大とのトップ争いになるでしょう。

3.中央学大

昨年の予選会のトップ通過候補だった中央学大は、まさかの予選会12位で予選通過ならず。特段大きなブレーキはなく、周りの速さに遅れを取った形でした。
今年も戦力的には上位通過候補です。スピードランナー武川選手が欠場なのは痛いところですが、栗原選手が確実にタイムを稼ぎ、吉田兄弟もエース格。小島選手、堀田選手、伊藤選手も計算が立つので、今年は問題なく通過出来るでしょう。

4.日体大

大エース池田選手が卒業し、藤本選手が引っ張る日体大。去年より戦力は落ちているものの、新戦力がだんだんと台頭し、予選会突破は十分なレベルです。
藤本選手が確実に上位で走り、成長株の大畑選手、大内選手、佐藤選手の4年生トリオに名村選手、盛本選手、九嶋選手の3年生トリオが上位~中位をキープすれば4位以内での通過は間違いないでしょう。

5.拓大

昨年の予選会個人1位で10000mの学生記録保持者のラジニ選手が今年もトップ通過候補でしょう。
今年の箱根駅伝の往路を走った合田選手、新井選手、佐藤選手と実力者が並び、復路の選手も佐々木選手以外エントリーされているので、ブレーキなく走れれば上位通過は難しくても確実に予選は突破してくるでしょう。

6.神奈川大

今年の箱根駅伝では6区終了時では6位まで上がり、底力のあるところを見せた神大。その立役者の1人でエースの呑村選手がずっと試合に出ず、予選会もエントリーに入っていないのがどこまで影響するか。
ここは4年生と2年生が主力の大学。安定感の西方選手巻田選手がタイムを稼ぎ、少しムラのある安田選手、佐々木選手、宇津野選手、高橋選手が崩れなければ中位以上で通過してくるでしょう。

7.法大

今年の箱根駅伝1区区間賞の鎌田選手が今年もエース。それに清家選手、河田選手、川上選手、松本選手ら上級生たちで勝負。
ここは4年生、3年生が全体的に強いので、予選会通過は問題ないです。それに細迫選手、小泉選手の下級生2人も続いてほしいですね。

8.国士大

拓大のラジニ選手と並んで予選会個人1位候補のヴィンセント選手に注目。
予選会突破も危うい時期もありましたが、年々選手層も厚くなってきており、今年も突破は濃厚です。
去年の予選会を走ったメンバーは今年も全員エントリーされ、三代選手がタイムを伸ばしてきたのがプラス材料となるでしょう。

9.城西大

昨年の予選会は3位で通過。その立役者のメンバーがこぞって卒業し、今年は苦戦を強いられそうです。
砂岡選手がどこまでタイムを稼げるかがカギ。宮下選手、藤井選手、野村選手、山本選手ら中堅選手が少しでもタイムを稼いで、粘って通過を期待したいです。

10.山梨学大

留学生はムルワ選手オニエゴ選手、2人ともエントリーされていますが1人しか走れないので、実力のムルワ選手か昨年から力をつけてきたオニエゴ選手、どちらが走るかにも注目です。
日本人エースの松倉選手、中堅の坪井選手、木山選手、新本選手らで前に行きたいところです。
主力選手が何人か不出場になっており、個人的には山梨学大が予選通過ラインと見ています。

11.専大

昨年の予選会で10位に入り、7年ぶりに本選を走った専大ですが、その予選会通過の立役者で日本人エースの木村選手が欠場。それがどこまで響くか。
今年から留学生のキサイサ選手が加入し、タイムの底上げを期待したいですが、ちょっと厳しい感じもします。

12.上武大

昨年は予選会14位に終わり、2年連続で本選出場を逃した上武大が今年は戦力をアップさせ、本選返り咲きを狙います。
村上選手が確実にタイムを稼ぐことが前提ですが、レースに出ていないのがどうか。

あとは初出場を狙う駿河台大、麗澤大に注目。
2年ぶりの返り咲きを狙う筑波大は岩佐選手の不在が痛すぎる。
伝統の復活を目指す大東大、日大、東農大は今年もちょっと厳しいか。

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