透明水彩1作目のメイキングと反省点
はじめに
透明水彩で古明地姉妹を描きました。
昨年末から練習描きとして何枚かアナログイラストを描いてきてはいましたが、今回はガチの画材とガチの手間をかけて描いた本番1作目になります。
本気で描いてこそ得られる学びがあったので、実際に描いてみて感じた感想・問題点・今後の改善点などを書いていきたいと思います。
メイキング
使用した画材
水彩紙 ホルベイン ウォーターフォード水彩紙 中目 ブロック
絵 筆 名村大盛堂 自在皆宣(小) norme(4号)
ヴァンゴッホ ビジュアルブラシ 平筆 (1号)
ホルベイン ブラックリセーブルSQ-T (1号)
ペ ン copic マルチライナー
サクラ PIGMA
絵の具 ホルベイン 透明水彩 アクリリックガッシュ
クサカベ 透明水彩
反省点
・まず紙について。
ウォーターフォード水彩紙は非常に頑丈。かつ色のノリもよくボカシがや
りやすい良い紙だった。ただ、中目はミリペンがガリガリ干渉するので描く
なら細目がいい。今の紙がまだ10枚くらい余っているので、もっとたくさ
ん絵を描いて消費せねば。本当はアルシュの極細目を使うのが夢。
・つぎに筆について。
平筆が全然ダメだった。けっこう大きめなサイズだったのに1200円くらい
のやつでお得じゃん!と思っていたけど、要求する性能に満たないならよ
ろしくない。広い面積をムラなく塗るにはちゃんとした道具が必要なこと
を痛感。ナムラさんのノルムはすごく良かった。今後の主力になりそう。
・ミリペンについて。
線が絵に馴染んでないと感じる。完成画から見た方は「けっこう馴染んで
ね?」と思うかもだけど、色々リカバリーしてようやくここまで馴染ませ
ました。とりあえず色馴染みしやすいようコピックマルチライナーを全色
買った。これでダメならカラーインク線画とかを考える。
・絵の具について。
白の入った絵具に気をつけろ。扱いが難しい。
メイキングの最後で悲鳴あげてたやつですね。透明水彩は本来、水で絵の
具の濃度の調整して紙の白さと合わせて色合いを設計するんですが、白い
絵の具と混色された色は「見た目の色は薄いのに、絵の具の濃度は濃い」
という状態になり、大変コントロールが難しくなります。具体的には今回
のように乾いたあとで色ムラになる、その後の塗り足しでリカバリーもし
づらい。ということを身を持って痛感しました。
今後に向けて
本気でムラなく広い面積を塗ろうとすると知識も下準備も全然足りてなかった。定期的に広い面積を塗る必要がある作品を描いて克服していきたい。
あとは絵の具選びも大事だと分かったので今後気をつけます。
以上を踏まえて今後も水彩描くの頑張っていきたい所存。
なにか学びがあれば、またここに備忘録として書こうと思います。