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ドナルド・J・トランプ⑤~2016年大統領選挙~

1.党員集会って??

トランプも「??」だった党員集会
まずは、アメリカ大統領選挙の流れについて簡単に説明します!

米大統領選は4年に一度。1年かけて行います。
前半戦(春~夏)は各党の党員によって候補者を選出し、後半戦(秋~冬)は州ごとの国民投票によって大統領が決定します。

民主党と共和党以外の党もありますが、近年ほぼ2大政党の一騎打ちです。

トランプが所属する共和党は、奴隷制度に反対した人たちが集まって設立した政党です。 現在では伝統を重んじる保守派で、自由競争やキリスト教道徳を重視する党となっています。イメージカラーは、シンボルマークはさんです。

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一方、現在のバイデン大統領やヒラリーが所属する民主党は黒人奴隷制を拡大する農民層が設立。伝統的に労働者や少数民族に支持が多い党とされています。実質、富裕層とマイノリティー層が多い党です。イメージカラーは、シンボルマークはロバさん。

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大統領に立候補できる条件としては、
①アメリカ出生のアメリカ人であること
35歳以上であること
14年以上アメリカに住んでいること
の3つですが、基本的に選挙運動にかかる莫大な資金は自腹。。支援者からの寄付金を募ることもできますが、なかなかそれだけでは賄いきれないのが現状です。

ちなみに、2016年時トランプは自己資金で64億円を出資しています!!それでも凄いのに、なんとヒラリーは460億という巨額の資金を投入しました。け~た~ち~が~い~~(◎_◎;)(大統領選史上最高額だそうです…クリントン財団の資金を財布代わりにしていることはムニャムニャ…(-_-;))・・・とにかく、一般人では到底無理だということはご理解いただけたでしょうか。。

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そんな金の匂いプンプンの大統領選挙、まずは前半戦の党の指名候補者の選出です。
各州ごとに候補を選出し、最終的に1人に決定します。選出方法は「党員集会」と「予備選挙」があり、「党員集会」は昔からある伝統的な方法で、立候補者の演説や推薦者の応援演説を聞いて党員が議論しながら候補者を絞っていく方法です。
「予備選挙」は党員でなくても有権者登録をしていれば誰でも投票できます。近年では集まることが難しかったりという理由から「予備選挙」(投票制)の州が多いようです。

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2016年の共和党の立候補者は以下のとおりでしたが、最終的にトランプに決定しました。

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序盤はトランプに否定的な党員もいましたが、回を重ねるごとに熱狂が生まれ、最終的にはトランプの圧勝でした。

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※wikipediaより抜粋

かくして、晴れて共和党の指名候補者となったトランプ!!第一関門突破!後半戦、いよいよヒラリーとの対決です。


2.マイケル・リチャード・ペンス(Michael Richard Pence)

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ヒラリーとの決戦の前に…御存知、ペンス元副大統領。
彼についても記しておかなければ。
ペンスはドイツ系の父親とアイルランド系の母親との間に生まれ、インディアナ州で育ちます。

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実家は敬謙なカトリック教徒で民主党員でした。ところがペンスは大学でレーガン大統領の保守主義に傾倒し、カトリックを離れて福音派となります。このことで、いくばくか母親との確執を生んだようです。

大学卒業後は弁護士となり、その後TVやラジオ番組などの出演を経て、2000年に米国下院議員となり政治活動をスタートさせ、2013年に共和党から立候補し、インディアナ州知事となります。

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↑ペンスとレーガン大統領↑

「マーイクペ〜ンス!!」むちゃ喋るやん。。

ところで、日本では馴染みの無いカトリックだの福音派などですが、アメリカではこの宗教が政治を大きく左右します。
キリスト教について簡単に説明します。キリスト教にはカトリックとプロテスタントがあります。プロテスタントは色々な宗派に分かれており、福音派はプロテスタントの一つです。

主な違いは、、
カトリック・・・ローマ教皇をトップとした伝統を重んじるピラミッド構造。神父は男性のみで、結婚はできない民主党を支持。キリストが磔になっている十字架を崇拝。教会や神父の服などがとにかく荘厳というか派手

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↑ローマ教皇↑

プロテスタント・・・聖書主義。牧師は男女どちらでもなれ、結婚もしてよい共和党を支持。十字架のみ(キリストは偶像崇拝にあたるかららしい)。簡素というか地味

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↑福音派のポール・ホワイト牧師↑

↑詳しくはこちら↑

多くの国は宗教と政治が密接なのです・・・中東の国家戦争は宗教戦争と言ってもよいくらいです。

ユダヤ・キリスト・イスラムについては基本的知識として頭に入れておいた方が世界情勢は解り易いです。

入門編はオリラジあっちゃんのやつがおすすめかと。(笑いを挟んでくれるのでソフトw)

話は戻り、そんなペンスを副大統領に指名した経緯ですが、本人公認の伝記「トランプの真実」によりますと、、

❝トランプとエリックがインディアナ州のウェストフィールド近くで開催されていた選挙集会に出席していたのだが、プライベートジェットのタイヤが損傷した為、その晩は現地に宿泊することとなった。集会に同席していた当時インディアナ州知事であったペンス夫妻が夕食に招待してくれた。4人はコンラッドホテルのキャピタルグリルというレストランの個室で食事し、ペンスとトランプは意気投合した。❞とのこと…


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なるほど、たまたまの事故で思いがけずペンスと会食することとなり、意図せずして訪れた機会にお互い腹を割って話すことができたという訳なのです…
確かにペンスの経歴を翻れば、福音派であることやレーガンに傾倒していることなどから、敬虔なクリスチャンであるトランプと意気投合することは容易に想像できます。(トランプ陣営が掲げている「MAGA~Make America Great Again~」は元々レーガン大統領の言葉です)

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すぐさまトランプは「ドン・ジャレッド・イヴァンカに電話して、今すぐインディアナに呼べ」とエリックに言いました。

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翌朝、トランプ一家はペンスの邸宅で朝食をよばれ、最後にメラニア夫人が「ペンスが副大統領に適しているんじゃない?」とトランプに言ったそうです。さすが内助の功😉

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※個人的見解です

そんな訳で、この時の事故が無ければ、副大統領はペンスではなかったかもしれません。果たして偶然か必然か

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3.ヒラリー・クリントンとの対決

副大統領も決まったところでいよいよトランプとヒラリーとのタイマンです。

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後半戦は州ごとに国民投票が行われ、投票数が多いほうがその州を取ることができます。
ちなみに、元々州ごとにどちらの党寄りかというのがあります。(日本でもありますよね、昔から自民党の地盤なんていう地域が…)

※地図は自作ですので、微妙に形が違うとかはご容赦ください。大体で…

アメリカ

※青→民主党寄り、赤→共和党寄り

一見、半々で良い勝負のように見えますがこれが違うのです。最終得票数は州の数ではなく、選挙人の数なのです。(ここ、私も知らなかったので最初は多数の州を取った方が勝ちと思っていました(-_-;))

各州に割り当てられる選挙人の数は連邦上院議員と下院議員の合計です。上院議員の定数は各州2人固定、下院議員の定数は人口によって変化します。最も少ない州の選挙人の数は3人(上院議員2人+下院議員1人)になります。

ちなみに選挙人は、現職議員や政府関係者はなれません。党に貢献した州の選出公職者、党指導者、あるいは大統領候補と政治的繋がりのある者などが選挙人に選ばれているようです。

そして各州の国民投票で得票数が多かった方が、その州の選挙人を総取りします。(この仕組みによって、国民投票数では勝っているのに選挙に負けるという摩訶不思議な現象を生み出します。)

各州の選挙人の数は以下のとおり。

選挙人

お解りいただけたでしょうか。アイダホ・モンタナ・ワイオミング…などの選挙人の少ない州を沢山取ったとて、カリフォルニア(金持ちが集まる地区)1州に及ばないのです。いかに選挙人の多い州を制すかが一つの課題です。
ちなみにカリフォルニア・ニューヨークはガッチガチの民主党地区なので、まず共和党は取れません。スイングステートと呼ばれる比較的選挙人が多くどちらに転ぶか分からない州(オハイオ18・ペンシルバニア20・フロリダ29)は確実に取っていきたいところです。
選挙人の総数は538人、270人取れれば勝ちです。

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スタート時はヒラリー優勢でした。
2016年7月1日・・・トランプ支持率33.7%、ヒラリー支持率53.3%​

選挙活動は以下のようなものがあります。

①テレビ討論会(PRESIDENCIAL DEBATE)・・・候補者が寄せられた質問に答えて政策をアピール

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他にIS問題などなど。ちょいちょい司会が「時間が・・・」と圧をかけてきます。トランプは「なんでヒラリーが1分超えても何も言わないのに、こっちは1秒でも超えたらすぐ言われるわけ?おかしくない?」と突っ込んでますw

ほんとトランプってガキ大将がそのまま大人になったみたいで、口悪いんだけどなんか憎めないんですよね☆

しかしこの時、トランプが怒っているのも無理はなく・・・なんと実は、第一回討論会ではトランプのマイクに小細工がされており、会場で聴衆に聞こえにくくされていたそうなのです。TVでは普通の音量なので、トランプのコメントに対する反応が無いことが聴衆から人気が無いように映ったと・・・これにはトランプ陣営は怒り心頭です!いや~、ほんとメディアのやることって、、下衆野郎ですね。

これを受けて第二回討論会では、トランプ陣営は奇襲攻撃をかけました。ビル・クリントンから性的暴力を振るわれ、ヒラリーの隠ぺい工作の被害者になった女性たちが討論会直前に記者会見を開き、討論会の会場でも最前列で睨みをきかせていたそうです・・・まさに、やられたらやり返す!千倍返しだ!( ´艸`)

しかし、当時12歳の被害者をレイプ・・・鬼畜です。。一部の権力者達がペドフェリア(小児性愛者)というのは陰謀論などではないと思います。色々おかしいんですよ、、(これはまた別の記事で述べます。)

②ラリー(RALLY)・・・各地を回って一般市民に向けて演説(これが一番盛り上がる!)

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日を追うごと、御覧の通り、どこへ行ってもトランプ大歓迎・大人気です!人々の表情を見れば、熱狂が嘘でないことがお分かりいただけるでしょう。

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このトランプ登壇時に流れるテーマソングとも言うべき「God Bless The USA」がいいんですよね~♪

しかし現実はこの状況でも、メディアは取り上げません。相変わらず“ヒラリー勝利確実、トランプは手も足も出ない”などと報道するのです。。なんたる偏向報道、、エリックも言っていますが、公に「トランプに投票する」とは言いにくい世の中のようです。なので、出口調査と実際の得票数が変わってくる訳です。

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勝敗決定間近の11月でもヒラリーが優勢と報道されていました。
2016年11月1日・・・トランプ支持率45.3%、ヒラリー支持率47.5%​

ここでひとつ、この選挙で大活躍したラーラ・トランプ(Lara Trump)のお話だけ記しておきたいと思います。
ラーラはエリックの妻で、2014年に二人は結婚しました。結婚してすぐ義理の父が大統領選に出馬という目まぐるしい展開です。そして、2016年の8月、たまたまドンもイヴァンカもエリックも先約があった為、トランプのノースカロライナの決起集会にお供することになりました。(ラーラはノースカロライナ出身)その時、、


トランプは海千山千の経験から、ラーラの素質を見抜いたのでしょう。翌日、ラーラは職場に3ヵ月の休暇を申請し、選挙活動へ繰り出しました。

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ラーラはトランプという人間を知り、好感を抱き、彼のために仕事をしたことのある女性を集めてバスツアーを企画しました。5つの州の都市を何十か所もの都市を回り、走行距離は数千マイルになりました。

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しかしこのバスツアーもメディアが取り上げることはありませんでした。なぜなら、バスツアーに参加していた6人の女性のうちラーラを除く5人(リン・パットン、カトリーナ・ピアソン、ダイアモンドとシルク姉妹、オマロサ・マニゴールド・ニューマン)はアフリカ系アメリカ人だったからです。トランプは人種差別主義者だと言うメディアの説と矛盾するからです、、

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トランプは実業家時代から、実力があればこうして女性も登用しますし、人種差別主義などもありません。これが真実です。

こうしてラーラは、怒涛の6ヶ月間を駆け抜けました。もちろん家に帰ることもできず、夫のエリックにも別行動でほとんど会うことはできませんでした。そして、その6ヶ月間の選挙活動で得た経験を踏まえて、ラーラは言いました。
「私たちがマスメディアから知らされていることは全く違っていました。メディアは本当に起きている出来事を隠していたのです。隠し続けていたのです。メディアが果たして本当の事を伝えているのだろうか?と疑問を持ってくれる人が一人でもいたなら、私にとっては勝利です。」

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↑エリック トランプwithエリックの長男 ラーラ↑

そしていよいよ運命の開票日・・・

2016年11月8日、もちろんメディアは朝からヒラリー優勢を伝えています。
さすがのトランプも弱気になりました。

メラニア、聞いてくれ。今夜の結果はどうやら負けらしい。出口調査の結果が悪いんだ。でも、私はそれでもいいと思ってる。これ以上は無理ってくらい頑張った。敗北と言うのも悪くないさ。ひょっとしたらここまで頑張れなかったかもしれなかったのに、やり遂げたじゃないか。負けは負けだ。それにメラニア、もし負けても、私には楽しくて快適な人生が待っている。みんなでゆっくりとした時間を楽しもうじゃないか。」

するとメラニアは夫の話を聞いてから、、
「まだ選挙は終わっていないわ。あなたは勝つわ!」
と言ったそうです\(^o^)/メラニア夫人はただの一度も夫の勝利を疑ったことが無かったそうです✨

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19:00 最初の投票結果が出る、トランプがケンタッキーとインディアナを獲得

20:00 ヒラリーがイリノイ・マサチューセッツ・ニュージャージー・メリーランド・デラウェア・ロードアイランド獲得

21:00 トランプ家で唯一テレビのあるキッチンに家族やスタッフ合わせて25人が集まる

21:58 トランプTwitterに家族写真投稿

22:21 トランプがオハイオ獲得、トランプタワー5階の本部から携帯越しに大歓声が沸き起こる(過去大統領選でオハイオが選んだ候補者は44回大統領に選出されており、トランプにとっても大統領勝利の必須条件だった)

23:14 ノースカロライナ州がトランプ支持表明!(この時ラーラは「良かった、これで安心して死ねる」と思ったそうです( ;∀;))トランプはラーラに「全て君のお陰だ。私たちが勝てたのは君のお陰だ。」と感謝の意を述べました🙏

23:30 トランプがフロリダを制したと発表、メディア側に動揺が広がる

2:30 ウィスコンシンをトランプが制したと仮速報、ほぼ勝利が確定する
トランプ「ブラッド、私たちは勝ったんだよな?」
ブラッド「はい、トランプさん!あなたはこの選挙戦の勝者です!!」
トランプ「よし!じゃあ(勝利した場合のパーティ会場のヒルトンホテルへ)行こう!」
ヒルトンに到着するとヒラリーから敗北宣言の電話(敗北した者が勝者へ敗北を認める電話をかけるのが大統領選挙の伝統となっている)があり、勝利が現実のものとなる

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ブラッド・パースケール(トランプ陣営のデジタル戦略責任者)

3:04 ウィスコンシンを正式に制す(過去32年間、ウィスコンシン州が共和党指名候補を選んだことが無かったのである。ヒラリーはウィスコンシンをわざわざ訪れもしなかったほど)

こうしてトランプ家の長い長い一日はハッピーエンドで終わりました。。
まるで映画を見ているような・・
まさに家族一丸となって勝ち取った奇蹟であり軌跡
そしてこの大統領選挙をきっかけにアメリカ国民もメディアの嘘に気付き始めるのです。
日本はまだまだお花畑の中の出来事です・・・

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to be Continued…

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