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川越まつりの思い出

日本の美しい祭りが次々に中止を余儀なくされている。例年10月中旬ごろ開催されるこの祭りもまた今年は開催しないことが決まったそうだーー。

楽しげな昼の街

川越の駅からそう歩くことなく数多くの屋台を楽しめる。定番のものや流行のタピオカだけでなく、大きなステーキ串や稚鮎の揚げたものなど種類が豊富で楽しい。日本酒のサングリアや地ビールも多く、飲み歩きも楽しめる。

13:30には祭りの大きな特徴である山車が巡行し始める。江戸時代の商家の面影ある街並みを絢爛豪華な山車が動く姿も素晴らしいが、氷川神社前に止まり舞を披露する姿も祭りが神事であることが感じられて趣深かった。

勇壮な夜の街

夜になると、祭りが熱を帯びてくる。一番の見所は夜に行われる「ひっかわせ」である。

行き交う二つの山車が舞いや囃子を見せ合い、道を譲ったりそのまま直進したりする。山車が向かい合うところにわーっと人が集まってきて、はやしたて、囃子と舞がヒートアップする。

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守っていくことについて

このお祭りは地元で何十年もこの祭りに参加している人に案内してもらうと言う行幸に恵まれた。

祭りを見ている途中にポツリと、山車の維持費や地域ごとに決められた衣装の費用を捻出できず山車を出す地域から外れて住んでいる人もいると話を聞いた。

豪華絢爛な山車や美しい神社の飾り、数々の出し物は当然住んでいる人々の負担の上に成り立っている。祭りの中止を見かけると残念に思う以上に祭りを守っているだろう人たちの事を考えてしまう。

また祭りに訪れたいなと思う。



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