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ブラチスラヴァ(スロバキア)の思い出①

ウィーンからバスで1時間。世界で最も近い他国の首都であるブラチスラヴァはウィーンの女主人マリア・テレジアにゆかりの深い街だった

ヨーロッパ各都市を結ぶ格安バス

ヨーロッパには有名都市を結ぶ「FLIX BUS」と言うバスがある。格安と言ってもそれほど危険な感じもせず、鉄道で行くより時間の自由が効くので好んで使っている。車内で(揺れと戦いながらいれることにはなるが)コーヒーなどが飲めるところも気に入っている。

そのバスに揺られて1時間ほど、シェンゲン内なので意識することもなく国境を超えブラチスラヴァにたどり着いた。バス停は暗く場末感が漂っていたが道を一本渡ると美しい教会とペストを克服した際の記念塔が見えた。教会はマリア・テレジア即位式が行われたと言う聖マルティン教会である。

女帝即位の小さな教会

歴史に少し詳しい方ならご存知だろうか、ハプスブルグ家で最も有名な女帝、マリア・テレジアは今でこそウィーンの中央に銅像が置かれ、オーストリアを代表する人物だが、最初は女であると言う理由で領地を取られ散々なスタートだった。

ブラチスラヴァはそんなヨーロッパの女傑が即位式をしたのがこの街だ。彼女が即位式の際に歩いた道には王冠の印が付けられている。

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街は市街地と城のある部分に分かれていて、ひとまず城に登ってみることにした。

ブラチスラヴァ城から町が一望できる

急な坂道を行くのはなかなかキツかったが、なんとか城門までたどり着いた。内部は上品で少し小さめの城といった印象だった。

中のレストランで一息入れて登ってきた報われた。赤い屋根の旧市街が一望できたのだ。

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さてどこへ行こうかーー

地図を取り出して街を眺めながら行きたい場所を調べ始めた。

ブラチスラヴァ②へ続く。





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