ブラチスラヴァ(スロバキア)の思い出②
ウィーンからバスで1時間。女帝マリアテレジアにも縁深い地に降り立った
お伽の城
城の内部に入ると、シンプルだけれど美しい内装に惹かれた。真っ白なシミひとつない壁に金の縁取り、真ん中に敷かれた真っ赤な絨毯ーー小さいものの豪華でお伽話に出てくる城そのものといった風情だった。他の観光客が全くおらず贅沢な空間を独り占めできたのも嬉しかった
日本人との出会い
街の中の観光名所を案内してくれるバスツアーがあるそうなのでそのチケットを求めに中央広場へ歩いて行った。受付の女性に英語で話しかけた。彼女は英語で返事をしたあと、私のガイドブックを見て「日本人ですか?」と聞いてきた。久しぶりの日本語に少し面食らった。二言三言交わす前に私の後ろのアメリカ人らしき男性が彼女に話しかけてしまったので日本語の会話はそれで終了になった。日本人が働きにきていると言うのは少し驚きだった。
貴族の館、青の教会
もともとハンガリー王の即位場所だっただけあってエステルハージ家などハンガリー貴族の邸宅が多い。美しい街並みを回ったあと、少し離れた青の教会に行った。残念ながら休みだったが窓から覗いた内部も外側も曲線をたっぷり使った不思議な魅力のある建物だった
夕方広場に戻ると豪華なバルコニーを持つ国立劇場からクラシックの音色が聞こえてきた。美しい音色が可愛らしい土産物屋や緑豊かな街路樹、テラスの気持ち良さそうなカフェを包み込み、もう帰らなくてはならないのが少し惜しかった。
今度はこの街に泊まってみたいなと思った。
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