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プラハ(チェコ)の思い出

プラハはとても活気があり、王宮が中心の街とは少し趣が異なる商人の街という印象だった。

菜の花の車窓を抜けて

ウィーンからプラハまでレイルジェット(欧州各国を結ぶ高速鉄道)で4時間。5月ごろに訪れたので窓の外はナノ花畑が広がる美しい田園風景だった。食堂車に行って買って来た大きなサンドイッチをほうばりながら窓の外を眺めた。日本の景色と大きく異なるのは、山が近くにないことだ。遠くにかすかに見える山はベルの国の山だったりする。海に囲まれ他の国の人の来訪が困難な自分たちの土地とはかなり環境が異なるのだなと思った。

ここにしか無いキュビズム建築

キュビズム建築という建築群をご存知だろうか。この建築様式は1900年第諸島に現れた様式だそうだが、チェコにしか残っていないそうだ。確かにピカソやブラックの作風を思わせる角ばった印象の建築だった。

ヤン・フス、そしてヴァーツラフ広場

数多くの彫像が飾られたカレル橋を渡って、旧市街広場に出るとヤン・フスの彫像が出迎えてくれる。中央のカソリック協会に抵抗し、新しい宗教の端緒を開いた彼はプラハの象徴なのだという。

プラハのヴァーツラフ広場と言えば、ソビエト連邦時代の「プラハの春」が思い浮かぶ。ソ連のくびきから逃れて、街は観光客やパフォーマンスをする人々で夜中まで賑わっていた。


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