モンサンミッシェル(フランス)の思い出

フランスの観光地といえばこの地を思い浮かべる人も多いのではないか。海中に浮かんだように見えるこの島も当時美術大学で建築史を学んでいた私にはとても印象に残る街だった。

活気のある観光地

モンサンミッシェルの中は非常に賑やかな観光地で人で溢れかえっていた。人混みの中をガイドのヤンさんはひょいひょいと歩いていく。「今日は空いている方だし、天気もいいからラッキーだ」と言う言葉にクラクラした。雨の中こんな人混みにもまれるのはごめん被りたい。

教会の建築様式がすべてある

一番天辺のゴシック様式の教会から徐々に下に下るにつれてこの建物の重要性が良くわかった。元々建てられた初期ロマネスクの教会からキャベツの様に外側に行くにつれて新しい様式を建てまして行っており、カロリング期から後期ゴシック辺りまでの教会建築がわかるようになっていた。

幻想的な夜

パリなど近隣から来ている観光客は夕方にはかえっていってしまう。私はすぐ近くの宿に泊まったので、人が少なくなったモンサンミッシェルを散歩してみた。クリスマス前だからか少し飾りはあったもののシンプルで静かな夜は本来のこの街に近いものかもしれないと思った。