ポケモン廃人になったワケ 【10/25(金)タイプ統一パ限定の仲間大会開催】
高校生の頃、ダイヤモンドパールで同じポケモンを捕まえる度に能力の値が一定ではないことを初めて意識した。
なんだこれは。
ポケモン初代から普通にプレイしていて、今まで同じポケモンでもなんとなく同じ様には育たないものだなと思ってはいたが、
漠然と受け入れていたポケモン達の個性を意識した時、強烈な生々しさを感じた。
次の日、興奮しながら部活の仲間にこのことを話してみると「ゲームはプログラムだから」となだめられ、はっとした。
つまり生きてるデータなんだ!!!
とんでもない発見をしたぞ!!と色々調べてるとびっくり。
当たり前なのだか、インターネットの皆様は遥か昔からそんな事には気づいており、より強くするための厳選、育成、そして対戦する世界があったのだ。なんと対戦考察wikiまである。
そこで所謂3値と呼ばれる値の存在を知り、ポケモンの奥深さに触れるとひとたまりもなく、厳選と育成をやってみたくなっていた。
今思うとこの時期の沼にハマっていくスピードは間違いなく130族くらいあった。
沼にハマっていることに気づきもしないまま初厳選に挑む。
初めて育成したのはダイパのヘラクロスで、
まもなく産まれたのは、かけっこが好きなヘラクロスだった。
性格は陽気。でもかけっこが好きなので、SがUで30のヘラクロス。なんだか可愛いなと思った。
かけっこヘラクロスは対戦考察wikiで攻撃力3倍だ!と書かれていた、火炎玉を持った剣の舞根性型として育てることにした。
燃えながら踊り、根性で走り出すヘラクロスを想像すると可愛いさは更に高まった。
育成用の道具もポケルスも無いので、ひたすらかけっこヘラクロスで野生のポケモンを倒していく。途中何度も何体倒したか忘れながら攻撃と素早さに振り切った。(多分255振ってる)
こうして苦労しながら育てた燃えるかけっこヘラクロスに猛烈な愛着を覚え、
これはとんでもないヘラクロスを育ててしまった!と親バカを発揮していると次の衝動がやってくる。
対戦したい!
育成したからには対戦してみたいなと思うのが人の性。
そのまま当時入り浸っていたポケモンのチャットルームで対戦を募集した。
あっさり対戦相手が見つかり、フレンドコードを交換し、いざ勝負!と意気込んでみると驚愕する。
なんか相手の手持ちが3匹いる!!
当時主流だった対戦ルールは、伝説無し、見せ合い無しのシングル3対3。
対戦考察wikiを読んでいたのに気づいていなかった。
愛するかけっこヘラクロスがやられていく姿を目の当たりにしながら、違う意味でポケモン対戦の理不尽さを味わったのである。
その後、チャットルームの人に優しく教えてもらい、見せ合い無し3対3の対戦を行う為に他のポケモン達を育成した。この時も対戦考察wikiで育てるポケモンを吟味した。ありがとう対戦考察wikiよ。
かけっこヘラクロス以外に育成した2匹も虫タイプを選んだ。
たしかスカーフカイロスとかだったと思う。
虫タイプのヘラをみたら炎タイプか飛行タイプがくるからそれをスカーフストーンエッジで倒していく…という作戦を考えていたからである。
ヘラクロスとカイロスのコンビ感もなんか良いなと思っていた。
3匹目は忘れちゃったけど虫タイプのポケモンだったと思う。ごめんよ。
そしてかけっこヘラをフル活用して育成用の道具を揃えて1匹目よりスムーズに2匹の厳選と育成が完了した。
今思うと妥協個体で育成も穴だらけだけど、愛着の方が優っていた。これでいいんだ。
そうして、完璧な虫パを携え再びチャットルームにて対戦相手を募集した。
相変わらず直ぐに対戦相手が見つかりWi-Fiで繋がる。お互いが対戦よろしくお願いします^^と打ち込む。
おっと。当時の^^は煽りじゃなくて純粋な笑顔の意味が通じ合っていたので大丈夫。(今は煽りにしか見えないけど)
本当に残念なのだが、この時の対戦結果は覚えていない。
ビギナーズラックで勝っていたかもしれないし、めちゃくちゃ負けていたかもしれない。
でもかけっこヘラクロスが燃え尽きて灰になっていても、スカーフカイロスがストーンエッジを外していても、きっと対戦を楽しんでいたんだろうと思う。
戦略を考えて、苦労して育成したという記憶は消えていなかった。3匹目は忘れてるけど。
僕が未だにポケモン対戦をしているのは、そこに生きたポケモン達がいるからなんだと思う。
これがポケモン廃人(当時はまだ対戦勢の表現だった気がする)になったワケ。
あの、本当はタイプ統一パ仲間大会の宣伝用に何か書こうと思ってたら全く違うことを書いてました。
10月25日の金曜日21:00〜23:59で開催してるので気になった人は参加よろしくお願いします。詳細はX(旧Twitter)にて!
あと最後に覚えてることがもう一つありまして、
この思い出の対戦の直ぐに後に色違い厳選廃人にもなりました。
そのワケは別の機会に書くと思いますん。