【盤評】THOMAS KONER - DAIKAN (2002)
トーマス・コナーはドイツ出身のマルチメディアアーティスト。
Experimental Audio Researchの「The Koner Experiment」でその名を知った人も多いかもしれない。
ただひたすらに荒涼とした、凍てついた大地。
うっすら瞼を開けて灰色の世界を見る。
吹き荒ぶ風のような冷たい55分間のアンビエントドローンサウンド。
ミルプラトーから出た「DAIKAN」、日本語の大寒から取られたタイトルがどんと書かれたジャケットのインパクトが強くて思わず手に取ったのがこれだったから、一番彼のイメージが強い。
ダークで、まさに寒波のような作品である。
2023年にはボーナストラックを追加されて再発売されている。
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