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【レースレビュー(複勝的中🎯)】24チャレンジカップ~ディープモンスター(6人気2着)~

なんとも微妙な結果だよねぇ・・・

何のことだって?チャレンジした結果のことだよ。「今年に限ったレース選択が奏功する」とほざいた私に神は微笑んでくれてはいるんだけど単勝がほしかったぞと思う。

【予想もどきのエッセイ】ではこんなことを書いた。

先週の芝レースの結果からはこんな判断。

①インは死んでないので最内は道中も特に不利ではない
②推奨馬は直線で馬場のいいところに持ち出して差してくる
③前走が奏功するから推奨馬は「かかる」ことはない

「一番強いのはこの馬だ」という前提のもと、そんな仮説を立てていたんだ。それが正解だったと証明しての2着という結果には、陣営と同じように私も不完全燃焼感が強いんだよね。

24チャレンジカップ 結果

こんなレース結果を受けて始まった会議内容を例によって特別公開。

これってコンティンジェンシープランの発動じゃね?という問いをきっかけに議論が深まった件。

(1)コンティンジェンシープラン
簡単にいえば、「想定外の状況になったときに繰り出す次の作戦」ってことなんだけど、なぜこんなことを言うかってのはご高察のとおり。無冠のままに終わらせることをおそらく陣営は良しとしないので、戴冠させるべくこのプランを発動してくるんじゃね?ってこと。

となると、距離等の適性を考えるとハンディ戦になるけど25小倉大賞典だねぇ。59kgを課せられるかなぁ。小回りコース、操縦性が高まった今ならクリアできるんじゃね?と思う。もちろん相手関係も調子もわからないままの妄想だけど、去年持たせられなかった「華」を持たせる再度の挑戦があるのかも。

(2)そんなことよりレースレビューだ
すまない。気が急いてしまって鬼が笑う来年の話をしてしまったよ。

鬼と言えば、このレースを勝ったのは翌日「勝つ方」の坂井J(一方は「愛でる方」の酒井Jだ)に鬼と言われることになる川田さんだ。なんだか、勝つべくしたレースに堂々と騎乗してそのとおりに勝ったとしか言えないほどのスキのない騎乗。まさに鬼だよね。誰も鬼退治ができなかったレース。

って、こんな安易な反知性な表現で終わらせることをこのnoteは良しとしないので長くなるけど書く。

パトロールビデオ(PV)を見てほしいんだけど、そんな鬼に金棒を与えたのが1角だ。「鬼さんどうぞお入んなさい」ってスペースを差し出してるんだ。ここがこのレースのクリティカルポイント。ここでもう勝負あったというのがこのレビュー会議の結論だよ。

もちろん、そんなプレゼントを遠慮しないのが鬼が鬼たる所以だから当然にそこにはまって直線までまったりしてるんだ。そのまったり加減が絶妙。絶妙って言葉はこの時のためにあったかと思えるほどの雑妙さ。前には入らせないけども、キックバックを最大限に避ける程度の後ろというポジションにはまっているんだよね。外に出せなかったのではなく、外に出る意思がなかったというよりも、外に出す必要がなかったのが4コーナーまでの鬼さんのバリ取り(バリエーションルート選択)。

そんな完全なバリ取りができた鬼さんが直線ではじけないわけがない。

少し話がそれるけど、このnoteが数字(ラップ)のことをめったに書かないのは、数字では表せきれないこんな「勝負のアヤ」が道中にたくさん詰まっているからなんだ。このレースの鬼さんのようにあえて前に行かない選択が正解のときもあるし、前をつっつく選択が正解のときがあるから、そんな「勝負のアヤ」は数字(ラップ)だけでは表し切れない。こんなところが、言語化を中心としたレース分析になった理由のひとつでもあるんだ。

それはさておき。実はね、⑨はエリ女の2着からもう1段階調子を上げて来る。あの段階で2着になったのは望外の結果じゃね?推奨すべきはこっちじゃね?という意見もあって、推奨をどっちにするかという侃々諤々があったのが裏事情。後のなさ≒ここが勝負所ということで①を推奨したんだよ。

金棒まで持ったプレゼントされたそんな馬に対して2着、ゴール後も伸び続けた推奨馬は改めて強かったという評価なんだ。

(3)あれやこれや
どうしてもここで書き残しておきたいことがあるんだ。というのは武さんのすごさなんだよ。①をマークしているかのように見せて、4角までは死んだふりをして、決め打ちで直線に賭けての3着(13人気)。PVを繰り返して見ても、「さすが」としか表現できないほど。

ここで思い出すのはアンカツさんのことなんだ。昔々何かで読んだことがあるんだけど「3着になればいいんだったらいつだってできる」って。勝ち負けに参戦すると着外になるのが競馬だけど、勝ち負けに参戦せずに3着になればいいというレースならいつだってできる。そんな意味。

(前にもどこかで書いた気がするけど、続けるよ)

すげぇ自信だなと思っていたら、ほどなくJRAに移籍して勝ちまくったんだ。それくらい昔のことだけど、今も鮮明に記憶に残るすごみのある言葉。それを時々武さんがやるのがすごい。

ほらほら、武さんの複勝高配記録の更新だとかかんだとかって一部に騒がれたりするじゃん。こんなこと≒3着になるレースならいつでもできるってことなんだろうと個人的に思ってるので、①をマークして3着に入ったのはさもありなんってことさ。

しかしねぇ。もっとすごいのは、13人気の馬に武さんに乗ってもらえる陣営があるってことだし、それを断らない武さんの男気だよ。ってか、依頼するオーナーがエアさんだったり、G1トレーナーだっりするからできることなんだよね。これからも無印の武さんの馬に注目。武さんの好騎乗によって、無印良品というブランドに化けることがあるからね。

「24チャレンジカップレースレビュー会議」資料より

ところでさ。

川田→浜中→武さんで決まったレースがこんな配当でいいのん?って思うじゃん。私だってびっくりしたさ。こんなについていいのか?って。

12月にもこんなボーナスレースがあるといいよねぇ。1月のお年玉レースは何になるのかな。2月は小倉まで行って、しつこく推奨馬を追いかけたくなったよ。もちろんフクやお酒を堪能するフユコクの楽しみ付きだ。

推奨馬の次走(小倉大賞典想定)はコンティンジェンシープランと書いたけど、ひょっとすると次走まで盛り込み済だったのかもって思えてきたよ。鬼が完璧に乗って、さらには金棒までプレゼントされたレースの2着って、そりゃ評価しなきゃだし、次走はもっと調子を上げてくるのかもって妄想をたくましくしているんだ。

そう、冒頭で書いた「不完全燃焼感」をフユコクで解消したいぞってね。

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