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【レビュー(不的中)】24三陸特別~オリエンタルナイト(8人気16着)~

終わった。スタート直後に覚悟したほどの終わり方。かかったうえであのバリ取りはではどんな馬だって持ちません。

24三陸特別 推奨馬レース結果

節穴だったと反省しながら2600を見たんだよ。めったにできない体験だった。去年のダービーのドゥラエレーデを思い出した。あのダービーも、スタート直後に終わった。明日、坂井Jは頑張ってほしい。

さっそく今日のレースについての反省会議をやった。レビューはこんな考え方でやっている。

◆レビューの原則について
推奨馬を中心にレビューする。一喜一憂はしない。いや、一喜はするかな。たまには喜ばせてくれ。ってたまにしか当たらないことの証左だ。だけど一憂はしない。そんな時間があれば、次に向けたレビューに費やしたいから。
レビューでは、今日勝てなくてもいつか勝てるようになるためのヒントを見つければよいさって考えで取り組む。競馬が同じことを繰り返すゲームであれば、馬券を買う方も同じことを繰り返しながら勝てばよいだけのこと。そんな思いで真剣にレビューする。
そうそう、「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」って格言も大切にしながらね。

予想の方向性について
予想については数字ではなく言語化に重きを置く。指数(昔あった●●式スピード指数、サイエンス指数からの指数研究家でもあった。始祖の●●●●なんて原著でも研究した)やラップ(一時期時代の寵児となった人に学んだけどその人自身がダメだった)などの数値は過剰に取り上げることはしない。なぜならば数字では勝てなかったから。私が無能だったからでもあるんだけど、数字は生もの、どのようにも都合よく切り取れると痛いほどわかった。しょせん騎手も馬も感情をもった生き物だ。数字だけに落とし込めるはずがない。数字だけで勝てるなら、成功者はたくさん出ているだろうよ。
これまで高い授業料を払ってきた反省にたって、ひたすらレースを見る中からの含意を取り出して言語化していく。なぜならば勝てるようになったから勝てているから。
勝つためにはいろんな方法論がある中で、私はこんなやり方をしている。この方向性に賛同してくれる人のために予想し、レビューして、お互いの人生を少しでもゆたかにするようにしたい。私のような失敗や遠回りをしてほしくないから。Simple is the Best.

本note運営方針資料より

4レースも反省しなきゃいけないから時間がかかったよ。そんな会議資料を特別公開。しかし、こんな日(雨馬場)になんで欲張って4つも予想するかなぁ。一番反省しなきゃならないことは私のイレコミだよ。

三陸特別敗因分析会議

(1)馬の気性
あんなにかかった怒ったら仕方ない。今日のご機嫌を損ねたポイントは、スタート。スタート直後に左側によれたというか行きたかった同馬は、無理に右向きに矯正されちゃった(そうするのは騎手の義務だから正解)もんだから、そこでもう怒っちゃった。それからずっと反抗。インに入れることもできず、外を回すしかなかった。これは決して騎手の腕のせいではない。
予想では、片側に馬がいないことをメリットと評価したけど、その段階で節穴だった。この馬は両サイドを挟まれた方がいい。
タラレバをいうなら、もっとゆっくり出してずっと死んだふりでインにいて、3コーナー辺りからまくっていくレースがふさわしかったかも。異常なまでに時計がかかったことも含めて、競馬の複雑性の洗礼を浴びたと割り切るレース。

(2)トサキのすごさ
騎手の腕のせいではないと言いながらも今日のレースをみて思ったのは、この馬を1Cとはいえ勝たせたトサキのすごさなんだよ。西塚Jが反面教師に見えるほどに全然違う。西塚Jだってへぐったわけじゃない(ここ、大切なポイントなので繰り返す)。なぜこんな気性が悪い同馬をあれだけスムーズにエスコートできたのか。ここに名騎手が名騎手たる所以があると評価するしかない。それは決して数字化できないなにか。そんな何かが勝敗を分ける。ちなみに東京メインもトサキ(2着)だった。これは京王杯のレビューで触れる。

(3)西塚Jの評価
10Rまではあかんかったけど、11R で8人気2着570円(1150ダ )、12Rで14人気2着1,370円(1200 芝)と短距離レースで穴をあけた。予想で「先物買い」と書いたのは、2200までの勝ち鞍しかなかったので2600に一抹の不安を持っていたから。それをわかったうえでの推奨だったので「なんで12R のような腹を括ったレースを10Rでやらんかったのん?」とかあれこれ反知性なことは言わない。「大井1200は達城」のようなセオリーになるまでに先行者利得となる条件を見出したい。そんな期待が持てるジョッキーであることを忘れずにいたい。密かに、秋の福島のリーディングを争うんじゃないかとまで評価している。

「敗因分析会議資料」より抜粋

オリエンタルナイトの次走はどうなるかって?
難しいところだけど、ジョッキーを変えて再度癖ツヨコースに出てきたら検討の余地を残す。いっそのこと自厩舎の今村Jにでも乗せるか。非力さが当たりの柔らかさとして伝わって馬が素直にならんかな。

今日の結果を受けて「福島26はゴルシの庭」という説もまたにぎやかになってるかもだけど、知性あるあなたには短絡的に受け止めてほしくない。確かに今日はゴルシ産駒のワンツーだったけど、時計が異常なまでにかかったゴルシ産駒に重馬場が有利に働いた面も否めない。そう、福島2600の「重・不良」はゴルシ。もちろんそんな簡単な話ではないけども、方向性としては知識をそのようにアップデートして次を待ちたい。

ちょうどいま大阪の高校駅伝(全国大会予選)が雨で3区までで打ち切り→再レースとなったってニュースをやってた。洪水のような長居公園を走るランナー。まるで不良馬場を走るサラブレッドだったよ。あれはキツいわ。

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