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【予想もどきのエッセイ(複勝的中🎯)】(地方)24黒潮マイルCS(高知)~名手×名手~

高知の馬は強くなったねぇ~

気が向けば長時間かけて高知に車を走らせるほどの高知ファンの私にとってはとてもうれしい賛辞。同時に、馬券的に「バレて」しまってきたことをちょっとだけ残念に思うせこい自分に気づく。まぁ「一発逆転ファイナルレース」というドル箱レースにお世話になっているので、残念なのはあくまでもちょっとだけ。

そんな高知の名物レース。お盆の大井の黒潮盃(SⅢ)と似通ったレースタイトルだけどこちらはマイル重賞。高知の関係者にとってはのどから手が出るほどにほしい名誉あるタイトルのひとつ。

名手×名手。名手コンビが狙いすまして取りに来た。

24黒潮マイルチャンピオンシップ
レース当日11:15現在のオッズ

推奨は④ロードブレス(57 吉原 打越勇)

24黒潮マイルチャンピオンシップ 出走時

24黒潮マイルチャンピオンシップってやっぱり高知競馬に敬意を表してちゃんと予想するレースじゃね?という気持ちで会議が始まった。

(1)一流厩舎の思惑
全国リーディング1位厩舎の3頭出し。
勝率(33.2%)、連対率(50.3%)、複勝率(63.7%)
(いずれも24年11月9日終了時点)という数字にはただひれ伏すしかない。

12月のグランプリを1人気で取り損ねて永森Jから吉原Jに非情のスイッチ。ここに一流厩舎が一流厩舎たりうる理由を見る。それだけに収まらない。吉原を乗せるにあたっても緻密な計算がそこにある。以下に書くローテーションもそのひとつ。

(2)ローテーション
7か月の休養明けとなった前走は何でもないA-2戦。出遅れて差し損ねて1人気(1.7倍)を裏切って2着。ここで着目してほしいのは、そんな結果ではなく、なぜこんなレースにわざわざ吉原が乗りに来たのか?ということ。それも重賞もない何の変哲もない日曜日(地元の金沢も開催日)にだ。

「試運転」にやってきた。そう考えるのが妥当だ。
前走の馬体減(-19kg)は誤算であっただろうし、加えて久しぶりのレースで感覚が鈍ったのか出遅れ。次に本番を控えるそんなレースで誰が無理をするというのか。無理なく勝てるなら無理をせずに勝っただろうけど、前走は無理をさせなければ勝てなかったから無理をさせずに負けた。ただそれだけのことなのに、反知性な結果論者は決まったようにのたまう。「八百屋の開店だ」的に。線で見なければ解けないのが競馬の複雑性のひとつなのに、それを点でしか見ずに、馬券の当たりはずれのみを短絡的に騒ぎ立てる。そんな姿勢とは距離を置きたい。

(3)実力馬最後の晩年のひと花を
④は中央時代のオープン馬。重量の常連。戦歴≒キャリアという面で見ると他馬を圧倒する。ただし、タイトルは4歳時の交流重賞日本テレビ盃(JpnⅡ)のみ。あれから4年。高知でも重賞タイトルを取らせたい。高知に来れば、長く現役を続けることができるだけでなく、晩年のひと花をも咲かせることができる証明ともなるレースを期待する。

「24黒潮マイルチャンピオンシップ推奨馬検討会議」資料より

新規開業ながら一部にその腕がバレ始めている倉兼師の勝負仕上げの③。ダービー馬(2019東京ダービー)⑧を輝かせる努力を続ける名門別府真厩舎。打越同厩の2騎⑨⑪。ライバルも多い。それでも推奨は吉原だ。

高知でこんなレースが楽しめるようになったことに感謝と敬意をもってレースを見る。そしてレース後に思う。「さすが吉原!」

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